プレマシーの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2020/09/10

マツダではかつてプレマシーというミニバンを販売していました。日本国内だけでなく、海外でも広く販売されていました。

実はこちらの車、フォードブランドでも販売されていたことがあります。2代目モデルをベースにしたもので、フォードi-MAXという名称で台湾で取り扱われていたことがあるのです。

車を購入しようと思っている人の中には、走行性能重視の方もいるでしょう。そのような走りにこだわるドライバーの間で高く支持を集めている車でもあります。

プレマシーの特徴

プレマシーの特徴は走行性能にあります。そこにはスカイアクティブテクノロジーと言って、マツダの革新的最新技術が搭載されています。

ミニバンというとファミリーカーで使用されることが多いです。そんな中プレマシーは、優れた走行性能を有しています

特に、直4の2リッターエンジンであるスカイアクティブ―Gやスカイアクティブ―ドライブという6速オートマを組み合わせたパワートレインは、車の基本性能のレベルが高く、ユーザーの間で評価されています。

スムーズに加速し、しっかり止まれる、コーナリングも思い通りに曲がれると口コミでも評判です。

電動ドアが搭載されているところも、プレマシーの魅力の一つです。アドバンストキーのリモコンスイッチやドアハンドルなどの操作で簡単に開閉できます。このようなところはファミリーカー向けといえます。

子供を抱えながら、もしくは重たい荷物を持っているときでも簡単に開け閉めできるところは重宝します。開口部も686mmあります。これだけの幅があれば、チャイルドシートも無理なく載せられるでしょう。

歴史

初代(1999年~2005年)

プレマシーが販売されたのは、1999年のことです。ファミリアをベースにして、コンパクトミニバンとして発売されました。

ジュネーブモーターショーで初お目見えして、その約2か月後に販売開始されました。

2代目(2005年~2010年)

2005年にフルモデルチェンジが行われ、2代目は「6+One」というコンセプトを打ち出しました。

初代モデルは5ナンバーサイズだったのですが、2代目は3ナンバーサイズになり、エンジンも1.8リッターのものだったのですが、2.0と2.3リッターのエンジンということで大型化しました。そのため、よりパワフルな走りができるようになりました。

一方でエコにも十分配慮されていて、全車平成17年基準排出ガス75%低減レベルの認定を受けています。2.0リッターの2WD車については平成22年度燃費基準+5%も達成しています。

3代目(2010年~2018年)

2010年から発売された3代目モデルは、より躍動感があって上質な雰囲気に変化しました。高速走行時の燃費性能も向上しています。

また静寂性に優れているので長距離移動する場合でも快適に車内で過ごせます。

しかし2018年マツダはミニバン市場からの撤退を発表し、その後に販売終了しました。実質的な後継車種はクロスオーバーSUVのCX-8です。

プレマシーの燃費

プレマシーの特徴として、燃費性能の良さもあげられます。

ミニバンはサイズが大きいので、どうしても燃費が悪くなる傾向にありました。しかしその問題を克服できたのが、プレマシーに搭載されているスカイアクティブ-G 2.0というエンジンです。

このエンジンは設計を根本から見直しました。その結果、従来のガソリンエンジンでは難しかった高圧縮比と低燃費を実現しました。

プレマシーの燃費はJC08モードでリッターあたり16.2kmです。これはミニバンの中ではトップクラスの数値です。

高圧縮比で十分なパワーを持ちながら、ガソリンの消費の節約にも成功しました。しかも圧縮比を高めすぎてしまうと、ノッキングを起こすことがあります。

しかしこのスカイアクティブ-G 2.0はノッキングを起こすことがないため、快適な走行も可能です。

デザイン

エクステリア

プレマシーのフロント周りの存在感の高さやリア周りのワイドな感じが出ているエクステリアは、This is マツダという印象です。

サイドビューはルーフ形状を採用し、スライドドアの車の中では珍しいフォルムです。全体的にはヒンジ系に近く、都会的なスタイリッシュさを持ち合わせています。

プレマシーは同じモデルがヨーロッパでも販売されています。海外で乗り回しても違和感のない、クールな印象の車両です。

ファミリーカーが欲しい、でもデザイン性にもこだわりたいと思っている人にはお勧めといえます。

インテリア

インテリアについては、コンパクトカーを彷彿とさせるデザインです。全般的にシンプルな感じで、武骨ささえ感じます。

あまりにぎやかな加飾を好まない人には、ちょうどいい感じの仕上がりといえます。

ただしシートアレンジは多彩です。5人乗車時にはサードシートを倒しましょう。そうすればかなりの荷物を積載できます。

セカンドシートは20段階にリクライニングできます。前列シートをフラットにすれば、車中泊も苦ではないです。十分なスペースがありますので、窮屈に感じることもないでしょう。

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