ヴェゼルの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2021/03/23

ホンダを代表するコンパクトSUVのヴェゼルは、長い歴史を持つホンダの中でも高い人気を確立した車種です。

様々な目的に使うことが出来、初めて自動車を買う人から車好きな人まで多くのニーズに応えてくれます。

登場以来高い人気を維持し続けるヴェゼルはどんな特徴がある車なのか、そして燃費性能など気になるデータも含めて、その人気に迫っていきます。

ヴェゼルが持つ特徴

ヴェゼルは、カットされた宝石の小さな面を指すBezel(ベゼル)と乗り物を意味するVehicle(ヴィークル)を合わせて付けられた名前です。

宝石の持つ多面性を魅力とした車と考えれば、ヴェゼルが持つ特徴と一致した名前だと分かります。

国内ではヴェゼルの名前で知られていますが、中国と香港以外の海外ではHR-Vという車名で販売されており海外でも人気です。

その出自としては、3代目フィットをベースとして開発されており、SUVの力強さを持ちつつもクーペの艶やかさやミニバンが持つ燃費性など、多くの要素を凝縮した車です。

欲張りとも言えるくらいの長所を持っていますが、それらが上手くかみ合ったからこそホンダを代表する車として成功しています。

またこれだけの性能を持ちながらも、ライバル車に比べて販売価格が安いため、多くの人に親しまれる車になったのです。

ヴェゼルの歴史

ヴェゼルが初めて披露されたのは2013年の北米国際自動車ショーです。

その時点では新型コンパクトSUVコンセプトとして発表されており、名前もヴェゼルではなく「URBAN SUV CONCEPT」と付けられていました。このコンセプトを元に開発され、2013年12月19日に発表され、翌日に発売されたのです。

2015年には2014年度SUV新車登録販売台数第1位を獲得しており、その後も3年連続で1位を獲得するほどの売り上げを出します。

その後もモデルチェンジ・マイナーチェンジを繰り返して販売され、2019年に再びSUV新車販売台数第1位を獲得しました。

ヴェゼルの燃費性能は?

ヴェゼルはコンパクトタイプのSUVであり、ハイブリッド車も用意されているため燃費性能はとても優れています。

ハイブリッド車以外にもガソリン車とターボ車が用意されているなどラインナップも豊富なので、それぞれで高い燃費性能を実現している車です。

ハイブリッド車では2WDが25.6〜27.0km/Lで4WDが21.6〜23.2km/L。ガソリン車は2WDが20.2〜21.2km/Lで4WDは19.6km/L。そしてターボ車は2WDのみとなっており、17.6km/Lです。

どれもJC08モード燃費となっていますが、どれもバランスの良い数字となっています。ライバル社と比較しても負けない燃費性能は、ヴェゼルの購入を検討している人にとって良い判断材料になることでしょう。

燃費性能になるとハイブリッドの性能が注目されがちですが、ヴェゼルはガソリン車の燃費性能が高く評価されています

ハイブリッド車よりも本体価格が安くなるガソリン車を希望している人にとって、これはうれしい情報です。

ターボ車も通常のガソリン車に比べて燃費が極端に落ちることもないため、パワーのある走りを求める人のニーズにも応えてくれます。

ヴェゼルのデザイン

エクステリアはスポーティな雰囲気

ヴェゼルはエクステリアのデザインが秀逸で、高級感とスポーティな雰囲気が共存しています。

離れて見てみると分かりますが、風が流れていくそのフォルムは単純に見た目が良いだけではなく、燃費性能にも貢献しているデザインだと伝わってくるのです。

空気抵抗へのアプローチとして、ヴェゼルのボディ底面にはフラットアンダーカバーが配置されています。これによって底面部分も凸凹を減らすことで、空気抵抗をさらに低減してくれるのです。

見えるところだけではなく、一見すると見えない場所にもしっかりと工夫をしているエクステリアなので、しっかりとチェックしておきたいポイントになります。

その独特のフォルムは光の当たり方によって反射も異なり、見ているだけでも楽しいです。名前の由来になっているBezelの要素も、しっかりと感じられます。

広々としたインテリア

ヴェゼルは低床設定のため、実際に乗ってみるとその内部はゆとりのある設計になっています。

大人の男性が乗っても頭上スペースが広く感じられ、足下もかなり広いので乗り心地が良い車です。

後席シートもリクライニングに対応しているため、コンパクトタイプと言ってもその乗り心地は高い満足度を実現しています。

インパネやエアコンなどコックピット周りは過度な装飾を避けており、シンプルなデザインを好む人から高い評価を得ています。

インテリアの質感はグレードごとに異なりますが、それぞれ高い満足感を実現できるものばかりです。

それでも好みの問題はあるので、インテリアにもこだわりたい人はそれぞれの違いについて実際に目で見て確認すると良いでしょう。

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