ゴージャスなVIPサルーン・エルグランドの魅力をチェック!燃費・デザイン・乗り心地は?

calendar_today 2020/09/01

2010年に3代目エルグランドがリリースされてから、すでに10年がたちます。

ライバル車のアルファードが大変身をし、超高級サルーンへと進化したことを思えば、エルグランドには出遅れ感があります。

4代目登場が目前とされる、日産の最高級ミニバン・エルグランドの魅力を紹介します。

日産エルグランドの特徴

日産エルグランドはダイナミックなボディにゴージャスなエクステリアが印象的なLクラスの大型ミニバンです。

エルグランドの特徴を挙げますと、まず低床・ハイルーフでスムーズな乗り降り・キャビン内の居住性向上を実現しています。

180cm前後の男性が乗り降りする場合でも、あまり腰をかがめずに楽な姿勢で乗り降りできるのはさすがです。もちろん、楽な姿勢で座っていても膝が当たらない室内スペースも確保されていて、走る応接間の言葉がピッタリのミニバンなのです。

また、乗車するすべての人が快適に移動できるためのアメニティが徹底装備されています。ネット環境も完備で、長時間のドライブでもストレスがありません。

もちろんコックピットも高級セダンクラスです。パワフルなエンジンと、力強い足回りで余裕の走りを見せてくれます。

ただし、エルグランドには日産自慢のEVもハイブリットも採用されていません。5代目エルグランドでは、そのどちらかが投入されると期待されています。

歴史

デビューして23年間、その間に2度のフルモデルチェンジを経て現在に至っています。

初代モデル(1997年~2002年)

初代モデルは評判がよく、月販1万台オーバーのヒットを記録する人気車になりました。

キャビンスペースが非常にワイドで、かつ大きな窓とハイルーフで室内の開放感がハンパではないと大人気でした。

グレードは7人乗りのX、8人乗りのVとエントリーモデルのJで、最上級グレードのXだけに本革張りシートとフルオートのスライドドア、アクティブダンパーサスペンションが用意されていました。

2代目モデル(2002年~2010年)

2代目からは両側スライドドアで乗り降りがとてもラクになっています

ボディデザインが一新されていて、独特の2段ヘッドライト&グリルはとても印象的です。

また、グレードにハイウェイスターが追加され、よりゴージャスな乗り心地のスペシャルバージョンとなっています。

3代目モデル( 2010年~)

3代目はDプラットフォームを採用して、FRからFFと4WD(オールモード4X4)の駆動式にチェンジしています。

また、さらなる低床化でキャビンスペースが拡張され、ボディサイズもひとまわり大きくなりました。そのため、室内の居住性がひときわアップしている点に注目です。

なお、3.5 LエンジンはCVT車としてはじめて280PSオーバーを達成していて力強い走りも備わりました。

何よりも、エクステリアの進化が素晴らしいです。

フロントマスクからフロントフェンダーまでのパネル形状が複雑な多面体になっていて、先代にはなかった躍動感・生命感を帯びています。専用フロントプロテクターデカールの装着で精悍な顔立ちに仕上がっています。

エルグランドの燃費

エルグランドの燃費効率は正直、優れているとは言えません

車両重量が2トンもあるため、あまり燃費性能を追求することもできませんが、せめてEドライブやハイブリットの実装が必要なのは言うまでもないでしょう。

ちなみにエルグランドのカタログ燃費は、2.5Lガソリン車(2WD)で10.8km/L、(4WD)なら10.2km/Lです。また3.5Lガソリン車(2WD)が9.4km/L、(4WD)9.2km/Lとあります。

では、オーナーが実際に計測した実燃費も紹介しておきます。2.5L(2WD)の市街地&郊外走行では8.60km/L、(4WD)で9.26km/Lとの口コミがありました。

渋滞がちな街乗りではもっと低くなりますので、やはり燃料代はかなりかさむでしょう。

デザイン

エクステリア

エルグランドのフロントビューは、Vモーションフロントフェイスとメッキルーバーカバーフロントグリルのコンビネーションでビシッと決まっています。

アルファードやデリカのフロントフェイスも強烈な印象を与えますが、このエルグランドもかなり個性的なマスクをしています。

両サイドに割れたエアロバンパーには、4連のLEDフォグライトが組み込まれていて精悍です。フロントフェンダーは翼を広げたように跳ね上がり、先端にエアダクトが刻まれていて豪快な走りを連想させます。

それほど評判にはなっていませんが、エルグランドはかなり存在感の強いエクステリアなのです。

インテリア

エルグランドの乗り心地は、まるでVIP専用ラウンジでくつろいでいるかのようにゴージャスです。

車内の座席は貴族の応接間に置かれる高級ソファーのようで、リクライニングがフルオート、エアコン設定も独立式で、十分すぎるほどのアメニティ装備が備わっています。

また、外界から隔離された別世界とも言える、静かで落ち着いたキャビン環境ですから、走行中の振動も騒音も入ってきません。

高速道路を100km/h走行していても、知らずうちにうたた寝してしまうほどの落ち着いた空間がエルグランドのインテリアの特徴です。

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