大人のスポ―ティーセダン「レクサス GSの」燃費・デザイン・乗り心地を紹介!

calendar_today 2020/09/07  refresh 2020/09/08

レクサスのGSは、トヨタが海外で弱いとされるグランツーリスモ・セダンのシェアを拡大するためにリリースしたモデルです。

ターゲットはBMW5シリーズ、メルセデスベンツEクラスを愛用するヤングからミドルの富裕層で、レクサスLSのセカンドポジションにあたるグレードとなります。

今販売されているのは2015年にマイナーチェンジをした4代目モデル、中国向けの味付けがなされた4代目GSは上々の売り上げを続けています。

レクサスGSの特徴

レクサスGSは、LSをややスポ―ティーにイメージチェンジさせた4ドア・セダンです。

ベースはトヨタのアリスト、そのため国内では初代・2代目をアリストの名で販売していました。ただしLS人気とは逆に、GSの方はデビュー当初の販売が振るいませんでした

その後3度のフルモデルチェンジを行い、徐々に実力が認められるようになると、中国市場のシェア拡大の先鋒をとるほどに成長をしています。

4代目レクサスGSは、先代よりボディサイズを圧縮し、同時にキャビンスペースの拡大を計っています。

このコンセプトは後に次世代レクサス全てに採用されるようになりましたし、今やレクサスのトレードマークとなったフロントマスクのスピンドルグリルはGSから始まっています

なお、安全走行の面では、ミリ波レーダーと単眼カメラによるプリクラッシュセーフティシステムで衝突回避に優れています。

さらに高速巡行でのレーンキーピングアシスト、夜間走行の安全を担保するオートマチック・アダプティブハイビームシステムなど、無人運転システムのプレ・テクノロジーも高い完成度を発揮しています。

歴史

初代(1993年 – 1997年)

アリストの3.0L直列6気筒エンジンのみのエントリーでデビューしたGSですが、グランドツーリング向けの限定的な設定のため、人気が今一つとなりました。

2代目(1998年 – 2005年)

V8エンジンを追加したことで、米カー雑誌・モータトレンドでインポートカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

この評価の裏には販売数の急増があり、GSファンの定着もこの時に始まっています。

3代目(2005年 – 2012年)

レクサスGSとして国内デビューを果たし、歴代のトヨタ車の中で初の280ps超えを記録した記念すべき1台です。

なおGS300を中国・アジア圏で販売することで新しい市場の開拓も成し遂げています。

4代目(2012年 – 2020年予定)

一目見たら忘れられないフロントマスク・スピンドルグリルとサイドガーニッシュの迫力あるデザインをはじめ、官能的な走り味、ハイブリットによる燃費効率の向上など、プレミアムセダンの名に恥じない名車に仕上がっています。

レクサスGSの燃費

レクサスGSのカタログ燃費は次のとおりです。

  • GS450h(ハイブリット):JC08モード18.2km/L
  • GS300h(ハイブリット):JC08モード21.4〜23.2km/L

GS450hは、車両重量が1,860kg・総排気量3,456Lのスペックではかなり燃費効率が高いと言えます。しかも最高出力 295PSのハイパワーですから、ライバル車と比較しても優位を保っています。

一方、GS300hは車両重量が1,730kgと軽くなっていて、総排気量2,493LということでGS450hよりも低燃費を達成しています。

なお、ユーザーのチェックではGS450hの実燃費が12.62km/Lまで落ちます。もちろん信号待ちや渋滞が多い市街地のデータ平均ですから、決して低いというわけではないでしょう。

また、走行モードの選び方で燃費効率が変わりますから、走りを工夫することで大幅に燃料を節約することも可能です。

デザイン

エクステリア

3代目までのGSは丸味のあるずんぐりしたスタイルでしたが、4代目はかなりシャープで流麗なシルエットに生まれ変わっています

スピンドルグリルにサイドガ―ネッシュのエアインテイクが圧巻ですし、切れ長に吊り上がったLEDコンビネーションヘッドライトも強烈なインパクトを放っています。つまり、レクサスの顔が明確になったということです。

また洗練された塗装技術によって、エクステリア全体が躍動する生き物のように生命感にあふれているのが特徴でしょう。

インテリア

レクサスGSのコックピットは、大人のドライバーが好むテイストに仕上がっています。インパネは機能性を十分発揮しつつもゴージャスなデザインで魅力的です。

またシートも人間工学によるフィット感の高い高品質シートで、どなたの体型でもしっかりとホールドしてくれます。キャビンはとても広くて開放的、ワイドな窓からはたっぷりの日差しが注ぎます。

インテリアの造りは職人技による質感の高いものとなっています。座り心地の良さに加え、走行中の静かさ、ほとんど振動を感じないエレガントな走りも絶品でしょう。

4エリア独立のエアコンにネット接続もバッチリで、移動中もVIPルームでくつろいでいる感じがします。

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