CLAクラスの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2021/03/18

2013年に颯爽とデビューし、世界中の注目を一身に集めたコンパクト4ドアクーペ・メルセデスCLAシューティングブレーク。

そのラインアップは、FFか4MATICを採用した4ドアハードトップ・セダン・ステーションワゴンの3タイプです。

メルセデスではこれらを『4ドアクーペ』、あるいは『シューティングブレーク』と呼んでいます。

今回は、メルセデスのCクラス・スポーティバージョン・CLAについて詳しく紹介しましょう。

メルセデスCLAクラスの特徴

メルセデスCLAクラスの人気は、何と言ってもCクラスを超えた、4ドアクーペの存在感によるところが大きいでしょう。

2019年3月に2代目CLAシューティングブレークがラインアップされましたが、その完成度の高さはもはや『Cクラス』の基準を凌駕した、と世界的評価を得たほどです。

2代目デビューの発表会がミュンヘン空港で行われましたが、会場周辺を往来する人達の視線が釘付けになるほど、官能的でスタイリッシュなエクステリアを誇示していました。躍動的なプロポーションは、野生のチータを連想させるほど美しく妖艶であった、と評価されました。

また、AI搭載型のドライビングアシストシステム・MBUXが刷新されています。『ハイ、メルセデス』と呼びかければ、即座にドライバーに合わせたキャビン内設定を施し、その日、その時のドライバーのスケジュールもサポートしてくれるアシスタントとして働きます。

CLAクラスの走りは本格派スポーツカーにかなり寄せたスペック設定で、駆動系は中高域から爆発するハイパワーと、トーションビームorマルチリンクの選択可能なリアサスペンションが路面を的確に捉え、ブレない走行性で俊足を発揮してくれます。

なお、大型化したアンチロールバーもスポーティ感を膨らませていて、走り屋志向のユーザーも大満足です。

メルセデスCLAクラスの歴史

初代C117/X117(2013年-2019年)

CLAクラスは、2013年に北米のモーターショーで発表されました。

CLAクラスはAクラスと基本構造が同じで、メルセデスの上級モデルとは違い、FF走行を採用しているところも特徴的です。

ボディタイプは4ドアクーペ・5ドアシューティングブレークの2タイプ、7速DCT(7G-DCT)のミッション系で、AMG CLA354MATIC・2.0リットルのガソリンターボが最大出力306ps・最大トルク40.8kgmのプテンシャルを発揮していました。

2代目C118/X118(2019年-)

ニューCLAクーペが2019年3月のジュネーブモーターショーで発表されました。

このモデルには会話型操作で新たなドライビングシーンを提供する新MBUXが搭載され、インパネ上部に2枚の大型液晶タッチパネルで走行情報やナビ情報をアップする、近未来型のドライブを楽しむことができます。

メルセデスCLAクラスの燃費

メルセデスCLAクラスには、FFor4WDで7速DCT(7G-DCT)と8速DCT(8G-DCT)のミッションが用意されています。

また、全長4690mm・全幅1830mm・全高1405mm・車重1420kgの大柄なボディのスポーティカーなので、燃費効率は欲張れません。

ちなみにカタログ燃費では、CLA250-4MATICで14.9〜15.4km/L(NEDC複合モード)とあります。最高出力224ps・最大トルク350Nmのハイスペックとしては燃費効率が良いと言えるでしょう。

なお、実際のユーザー数値は高速で12〜14km/L、市街地走行では10km/Lを下回るといったデータがあります。

メルセデスCLAクラスのデザイン

エクステリア

新CLAクラスのデザインはどこまでもスポーティで、卓越した運動性能を具現化したダイナミックで流麗なフォルムが印象的です。

特に、フロントマスクは一度見たら忘れられない程強烈なインパクトがあります。

大型グリルの中央にはめ込まれたベンツのエンブレムを先端に、3ブロックに区分けされた大きなロアグリルにはバンパーのデザインが見られません。サイドパネルまで張り出した、万年筆のペン先型をしたLEDコンビネーションヘッドライトも決まっています。

それらが複数の局面を重ね合わせた立体構造で、生命感すら感じさせます。

また、リアビューも個性的で凄みがあります。

横長に伸びたテールランプ、その下部にはスリット上のブレーキランプがはめ込まれ、バンパー底にビルトインされたデュアルエキゾーストパイプが左右に4つ装着されていて圧巻です。ワイド&ローアングルのボディシルエット、特殊塗装が表面をより滑らかに輝かせている点も魅力的でしょう。

インテリア

走りの良さは、精密なデザインで仕上げられたコックピットを見れば分かります。

CLAクラスのインパネはすべてデジタル表示で、超大型のワイドスクリーン2枚をコンソール上部にセットし、前方視界をずらさずにドライビング情報を確認できるように設計しています。

本革張りのステアリングとバケットシートのフィット感も最高で、座り込むと自動で自分のポジションへ調整してくれるのもカッコイイです。

また、エアコンルーバーがジェット噴射口のデザインで精悍ですし、後部席にも独立ルーバーが備わっていますから、搭乗者がそれぞれ好みの空調を設定できます。もちろんネット環境も万全ですから、移動中にスマホが使えて便利です。

乗り心地もCセグを超える上質な居住性で満足できます。静寂と振動の少なさで、リビングがそのまま走っている様な快適空間がCLAの大きな魅力と言えるでしょう。

link メルセデス・ベンツの他の車種

link セダンの他の車種