Cクラスの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2021/02/26

自動車というとスポーツカーやSUVなどの見た目にインパクトがあり存在感のある雰囲気を出しているモデルが話題に上りやすいでしょう。自動車情報誌やメディアでもよく目にするのは、そのようなカテゴリーの自動車です。

しかしながら、実用性や運転のしやすさ、乗り心地の良さをからある程度のスポーティーな乗り味を楽しめるものにセダンという選択肢があります。このセダンのサイズで使い勝手が良いのがDセグメントのモデルでしょう。

そしてDセグメントの輸入車で幅広い層から支持されているのがメルセデス・ベンツのCクラスです。

メルセデス・ベンツ Cクラスの特徴

Cクラスはメルセデス・ベンツの中でも特によく見かけるモデルです。

セグメントではDにカテゴライズされるモデルで普段使いの実用性が高いモデルとして発表当初から現在に至るまで世界中で走っています。

セダンタイプのほかに、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレと多様なボディタイプがラインアップされています。ちょうど良いサイズでいろいろなタイプを選べられることが世界中の人に受け入れられている理由のひとつでしょう。

Cクラスの初代は1993年に登場したモデルです。それ以前にも、同様モデルが存在していたものの、Cシリーズという呼び方が始まったのは、W202が登場したときのため、Cクラスの初代はW202ということになります。

生産は、ブランドの母国であるドイツだけでなく、インドやメキシコ、エジプト、南アフリカ、ブラジル、タイ、インドネシア、マレーシアと世界中の工場で行われ世界各国へ運ばれてきました。

メルセデス・ベンツ Cクラスの歴史

初代

初代のCクラスは、1993年から2000年まで販売されました。コードネームは、W202です。

このモデルの特徴は一目見ればそれとわかる、おむすび型の上下に伸びたテールランプです。

日本では、セダンとワゴンのグレードのほかにチューニングが施されたAMGモデルも導入されました。

発表当初は、セダンのC220、ディーゼルエンジンのC250D、C280、C280スポーツライン、そしてAMG C280とC36が発売されました。のちに仕様変更やマイナーチェンが行われる過程で、現在でも主流の2リッターエンジンを搭載したC200やステーションワゴンが登場し、2000年までモデルが続きました。

2代目

2代目Cクラスは、2000年から2007年のコードネームW203です。ヘッドライトの形状が大きく変わりひょうたん形となり、これがW203の特徴となりました。

ボディタイプはセダンとステーションワゴンに加え3ドアハッチバックも加わりました。これは、ライバルのひとつであるBMWの3シリーズに対抗するためのモデルになりました。

W203以前のメルセデス・ベンツはモデル名の数字上2桁がエンジンの排気量を表していました。例えば、C180は1.8リッターエンジンが搭載されていました。

しかしながら、この法則は3代目CクラスのW203から途絶えることになりました。W203のC180は2リッター、C240には2.6リッターのエンジンを搭載しています。

3代目

3代目CクラスはコードネームW204の名のもと2007年から2014年まで生産されました。日本モデルはドイツ生産になったのもこのモデルです。

ボディタイプはセダンとステーションワゴンに加え2ドアクーペもラインアップされました。

4代目

そして、2014年からは4代目のW205となり、従来のセダン、ステーションワゴン、クーペに加え幌オープンのカブリオレも登場しました。

このモデルから環境に配慮したグレードとして、ガソリンエンジンとモーターのプラグインハイブリッドも発売されています。

メルセデス・ベンツ Cクラスの燃費

輸入車は燃費が悪いというイメージを持っている人は少なからずいるでしょう。

しかしながら、メルセデス・ベンツのCクラスは、環境に配慮したエンジンを搭載したモデルもあり、ある人たちが考えるほど燃費は悪くないといえるでしょう。

W205のディーゼルモデルであるC220dはカタログ値が18.9km/Lとなっています。プラグインハイブリッドのC350eは、13.6km/L、ターボエンジンのC200でも12.7km/Lとなっています。

走行環境によって燃費の差は出るものの、カタログ値でこれだけの数値が出ていれば燃費が悪い車ではないでしょう。

メルセデス・ベンツ Cクラスのデザイン

エクステリア

W205では、ボディの全幅が1,810mmとなって、先代のW204から400mmもワイドになりました。

全幅が1,800mmを超えたのはCクラス初のことで、このサイズ変更がエクステリの迫力が増す効果を題しています。

ポジションランプとウィンカーもヘッドライトの中に収めるデザインになり上級モデルであるSクラスと同じディテールが採用されていて、従来以上に高級感のあるエクステリアになっています。

インテリア

Cクラスのインテリアはスイッチ類や操作パネルが手の届きやすい位置に配置されていて直感的に操作し運転できるのが特徴です。

W205では、そのCクラスの特徴である操作しやすさに加えSクラスを思わせるような高級感がプラスされ、乗っているときの快適性に大きく貢献しています。

ライバル車であるBMWの3シリーズやアウディのA4と比較してもCクラスの内装は素晴らしいといえるでしょう。

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