大人のセダン「レクサス ES」の魅力とは?燃費・デザインを詳しくチェック!

calendar_today 2020/09/11  refresh 2020/09/29

レクサスESは1989年度にデビューしたハードトップセダンですが、国内ではカムリブランドでのリリースでした。

なお、ESはレクサスの主力車種で、北米では大いに人気のあるブランドです。

ただし、国内では2・3・4代目に関してESの名称を使わずに、ウィンダムの名称で販売がなされ、なお5・6代目は国内販売を見合わせて海外市場専用モデルとしてリリースされているという変わった経緯の持ち主です。

とくに北米と中国での人気が強く、欧州での評価はイマイチでした。

そんなレクサスESが、2018年10月に満を持して国内はもとより世界市場で再デビューを飾りました。

ニューESの人気は上々で、LSのエレガントな走りとVIPラウンジとしての豪華な室内空間をもつレクサス・セダンのセカンドバージョンに位置づけされています。

レクサスESの特徴

レクサスESはミドルクラスの4ドアセダンですが、他のセダンタイプと少し異なっています。

LSをはじめとするレクサスのセダンタイプがどれもFR・後輪駆動システムを採用しているのに対し、ESはFF・前輪駆動のレイアウトで2.5リッターエンジンベースのハイブリット車に仕上げています。

そのためGSISのスポーティな味付けではなく、FF特有の広い室内空間を最大限に有効利用したスペースユーティリティが魅力です。

ただし、豪快な走りを楽しみたい方のために、本格派のスポーティセダン・F SPORTが用意されていて、若い世代からの人気を得ています。

歴史

レクサスESが国内デビューするまでに、初代から7代目まで29年間の歴史があります。

初代 (1989年~1991年)

国内ではカムリプロミネント・4ドアハードトップセダンとして、海外ではレクサスESとしてリリースされました。

外観はややLSに寄せていて、軽やかなデザインと滑らかな走り味から、高級スポーツセダンとして高く評価されていました。

2・3・4代目(1991年~2006年)

2代目以降は国内ではウィンダムの名称で、海外市場へはESの名前で販売されました。なお、海外向けには日本バージョンにはない5速MT仕様車もあって、販売の主軸は北米であることが分かります。

2代目からはES300と改名し、V6エンジン搭載で186hpのハイパワーで、ゼロ100加速も7.9秒と快速ぶりを発揮しています。

3代目の特徴はエクステリア・デザインが斬新となり、走りもよりシャープなスペックに進化しています。

また、4代目ではハードトップから本格派セダンへ変身し、ボディサイズがより大型化しています。

居住性を一段アップさせることで、ゴージャスなサルーンのイメージを強調した仕様です。

5代目(2006年~2012年)

このモデルから右ハンドル仕様車は製造を取りやめていて、国内やオセアニア・東南アジアでの販売もありません。

なお、エンジンをV6・3.5リッターにアップさせてES350と名称も変えています。

6代目(2012年~2018年)

2015年のマイナーチェンジでレクサスのトレードマークであるスピンドルグリルを採用して、貫禄のあるエレガンスボディと上質のスポーティ感が加味されています。

そしてボディサイズ、とくにホイールベースが拡張されたことで、走りの安定感と迫力が増し加わっています。

7代目(2018年~)

7代目は精悍で威風堂々たるルックスへ大変身しています。

先代のスピンドルグリルが更にデフォルメされていて、凛々しい顔つきに変身しています。

またシャーシをGA-Kプラットフォームに変えて、ボディサイズを一回り大きくしているのも迫力を増した要因です。

このモデルは中国でも販売されていて、人気も上々との事です。

レクサスESの燃費

レクサス ES300h(ハイブリッド仕様車)の燃費効率は、ライバル車に比べても優等生です。

カタログ値はWLTC燃費で20.6 km/L、JC08燃費では23.4 km/Lとなっています。

なお、市街地の実燃費の数値は16.20 km/Lと、1.7トンを超える重たいボディを背負っているにしては、かなりの低燃費であることが実証されています。

デザイン

エクステリア

レクサスESは全長5mほどある大型セダンで堂々の風格がありますが、グラマラスのなかにも躍動感あふれるボディライン、クーペのようにシェープアップされたスタイルがとても魅力的です。

とくに大口径のエアインテイクのグリルンと切れ長のLEDコンビネーションヘッドライトのコンビネーションが印象的で、かなりの先鋭的な二枚目フェイスに仕上がっています。

歴代のずんぐりとした感じはみじんもなく、全く新しいルックスに仕上がっています。

インテリア

全体的にインテリアは贅を尽くした豪華さにあふれていますが、コックピットはやはり走りを意識したデザインが使用されています。

インパネからコンソールにかけて、最先端のドライブアシスト・システムの操作が機能的に配置されていて、ラフなドライビングでもしっかりと体をホールドしてくれるバケットシートも素晴らしいです。

一方、後部座席はVIPサルーンそのままで、本革張りのベンチシートは最高級のソファー並みの座り心地ですし、広い室内に開放的な大きな窓で、長時間ドライブもストレスになりません。

ネット環境も完備ですので、リビングにいる感覚で移動ができるでしょう。

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