レクサス LSがマイナーチェンジでさらに進化!気になる燃費・デザイン・乗り心地は?

calendar_today 2020/08/28  refresh 2020/09/15

トヨタ・レクサスのフラッグシップセダンLS(Fセグメント)が2020年7月のマイナーチェンジで新たなレジェンドを刻みました。

5代目となるレクサスLSですが、2017年のフルモデルチェンジから3年以上も沈黙を貫いてきただけに、今回のマイナーチェンジはファン待望のセンセーションだと言えるでしょう。

レクサスLSの特徴

レクサスLSとは、トヨタが追い求める最高セダン・ラグジュアリーセダンを具現化した集大成ともいえるブランド車です。

国内では3代目からレクサスのブランド名を名乗るようになりましたが、それは世界シェアで通用する国産セダンの開発がメインにあったためです。

その戦略が見事に功を奏し、5代目レクサスLSはデビュー早々にヒット飛ばしています

LSの特徴はガソリン車とハイブリッド車の両ラインナップで多彩なバリエーションをリリースしていることです。

バージョンSは走行性能重視、バージョンUは居住性の快適さ重視、バージョンSZならばスポ―ティ―でカッコよくハリスことを追求するといった感じです。

なお、レクサスLSは高級サルーンとしての豪華な乗り心地にこだわっていて、インテリアの品質や機能性へのこだわりがスゴイですし、AI実装のドライブサポートも欧州車並みのポテンシャルを発揮しています。

歴史

レクサス LS(初代)

レクサスLSは1989年に欧米でデビューし、リリース早々に北米マーケットでビッグセールを記録しています。

このヒットを機に、トヨタはレクサスブランドを立ち上げて、世界をマーケットに販売戦略を展開しました。

すでに海外で絶対のステイタスを得ていたオフロードLXとプレミアムセダンのLSの二本柱で、レクサスのサクセスストーリーが世界を舞台に繰り広げられてきました。

なお、国内では初代から3代目までをレクサスとはせず、トヨタブランドのセルシオで販売していた点も興味深いことです。つまりレクサスLSは、欧米の人気を受けて逆輸入の形で国内での評判を上げてきたのです。

初代 XF10型(1989年~1994年)
完成度の高いV型8気筒エンジン(1UZ-FE型)を搭載し、欧米でレクサスブランドを確立

2代目 XF20型(1994年~2000年)
ボディデザインの変更はほとんどないが、エンジンを可変バルブのVVT-iに載せ替えて5速AT化、ディスチャージヘッドランプも印象的

3代目 XF30型(2000年~2006年)
エクステリアデザインがグラマラスになって、6速ATやコーナーリングの視界アップさせるAFSで走りをレベルアップ

4代目 XF40型(2006年~2017年)
センチュリーをしのぐレベルまでボディサイズがアップされ、ハイブリット車も投入、インテリアの機能性・居住性がさらに高級さを増す

そして、2017年の5代目リリースと2020年7月のマイナーチェンジで、歴代のレクサスのイメージを一新しています。

レクサスLSの燃費

5代目レクサスLSは燃費スペックでも素晴らしい成果を上げています。

日本の燃費測定基準である10・15モード燃費では、LS460で9.1km/リットルと欧州の3.0リットルクラスに全く引けをとりません。

ライバル車であるベンツS500(5.4リットル)が6.7km/リットルで、ジャガーXJ(4.2リットル)でも6.9km/リットルとはるかにレクサスLSの燃費効率は秀でています。

ちなみに4代目の燃費が8.9km/リットルですから、サイズアップをしているにも関わらず0.2ポイントも実力をあげている点に注目できるでしょう。

この省燃費化の理由は、新型直噴V8エンジンのハイスペックと8速ATによる最適化されたギアシフトです。しかもクイックリーナアイドリングストップ機能で無駄なガソリン消費を抑えています。

なお、駆動系のシステムが徹底してコンピュータ制御されることで、パワー伝達のロスが大幅にカットされているために、これほどまでの省燃費化が実現されているわけです。

デザイン

エクステリア

今回のマイナーチェンジによって、大きくフロントフェイス・リアビューのデザインが一新しています。

ジャガーXJやベンツSクラスといった欧州のプレミアムセダンと方を並べるほどの貫禄です。

洗練された彫りの深い二枚目フェイスと、近未来カーへの変身をチラつかせたポップなリアデザイン。とくにレクサスのトレードマークであるスピンドルグリルのデザインは美しく、両サイドのバンパーガーニッシュと併せてアート感あふれるエアインテークとなっています。

また流麗なボディラインと安定した走りを約束するロングホイールベース&ワイドタイヤ、クーペのようなラインをもつルーフもエレガントな印象を与えています。

インテリア

インテリアデザインもゴージャスの一言、本革張りの室内はVIPラウンジのようで、くつろぎの空間のための贅沢な装備に溢れています。

しかもカラーバリエーションが豊富で、自分の個性を生かしたアレンジも可能です。

走りはどこまでも静かでスムースですから、移動中のサルーン内では疲労やストレスはありません。IT環境も整っていて利便性も最高です。

何時間座っていても、不快な気分や退屈にならない移動するサルーンに仕上がっています。

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