レクサス CTの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2020/08/27

レクサスCTはトヨタ自動車のレクサスブランドから展開されているハッチバックタイプの乗用車です。

レクサスと言えばトヨタの中でもとりわけ高級なイメージが強いですが、このレクサスCTではそんなイメージに相応しい高級感とともにスポーティーなイメージ、そして価格設定が比較的低めで手に入れやすいイメージを前面に押し出している車種でもあります。

トヨタが好きな人にとっては憧れのブランド、とはいえ実際にはなかなか手が出ない。そんな人にとってはレクサスの魅力を味わう機会に恵まれるエントリーモデルとしても重要な位置づけとなっています。

そうなるとレクサス本来の高級感や重厚感がどれだけあるのか、価格が低めに抑えられても性能はしっかり維持されているのかが気になるというものですが、そのあたりはさすがにトヨタだけあって十分な魅力を備えています。

レクサスCTの特徴

このレクサスCTの特徴としてはまずパワートレインにハイブリッドシステムを搭載している点が挙げられます。

このシステムそのものは3代目のプリウスと共通のものですが、6段変速やパドルシフトの採用、非常に優れた燃費性能などの点で差別化が図られています。

また、ドライバーの運転状況やその時の気分に合わせて「ノーマル」「エコ」「スポーツ」の3つの走行モードを選ぶことができる「ドライブモードセレクト」という機能がついています。

思いっきりスポーティーな気分で乗り回したい時には加速性能を最大限に引き出すことができる一方、エコモードでは燃費を節約できる、ケースバイケースで理想的な運転環境を選択できるわけです。

歴史

歴史は比較的浅く、2010年にジュネーブで開催されたモーターショーで発表され、翌2011年に発売されました。当初は8色でしたが、発売から7か月後に2色が追加されて合計10色となりました。

改良やマイナーチェンジを積極的に行っているのも大きな特徴で、2012年8月には早くも一部の仕様を変更、サスペンション特性を改良することで乗り心地を改良、さらに一部カラーの入れ替えも行われました。

2014年にマイナーチェンジ、2015年には特別仕様車としての位置づけで「F sport X line」を発売、2017年にマイナーチェンジ、2018年に新たな特別仕様車として「Black sequence」を販売しています。

なお、モータースポーツへの参戦も行っており、過去に2011年に開催されたVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)の第5戦においてクラス2位に入っています。

レクサスCTの燃費

ネクサスCTの燃費は非常に優れており、「ZWA10」のCVTレギュラーで26.6〜30.4km/L(JC08燃費)となっています。実燃費は19.50km/L程度

先述したように3段階の走行モードが用意されているため、走行状況によって異なりますが、全体的なパフォーマンスの良さはさすがにトヨタと評価するのに十分なレベルを誇っています。

車そのものの価格だけでなく維持費も気になる人にとって「手を出しやすいレクサス」と言えるのではないでしょうか。

デザイン

エクステリア

エクステリアのデザインではやはりスポーティーな面が強く印象づけられます

例えば「レクサスCT200h Fスポーツ」のモデルにおいてはリンバンパーやスピンドルグリル、ホイールなどで専用装備が採用されており、スポーツタイプの車として購入したい人にとっては非常に魅力的なデザインになっているのは間違いないでしょう。

一方で高級ブランドらしく重厚感、やや硬い印象を与える面もエクステリアの特徴として目立っており、とくに正面の硬い印象が「いかにもレクサス」と思わせます。

この点は評価が分かれるかもしれませんが、レクサスブランドらしい面なのでしょう。

インテリア

一方インテリアのデザインに関しては良い意味で「トヨタらしくない」面が評価されています。

全体の質感がよく、エクステリアの硬い印象とは反対に細かなところにまで気配りが行き届いた面が評価されています。ドライバーにとっては10.3インチの大型カーナビの使い勝手が非常によく長距離の走行にも適しているでしょう。

レイアウトにも工夫が見られ、ディスプレイゾーン(視認系)とオペレーションゾーン(操作系)を分離したうえで見やすい工夫が取り入れられているほか、シフトノブなど運転操作に直接かかわりがある部分を運転席周りに集約させるなどの配慮も見られます。

ただ一方で後部座席がやや狭く同乗者が長時間乗るときに気になるとの意見も見られます。

安全性に関しては衝撃吸収ボディと高強度キャビンを採用する一方で新開発されたむち打ち生涯軽減シート、合計8個も用意されたSRSエアバッグを採用するなどの配慮も見られます。

燃費性能も優れ、スポーツモードにすれば加速力も抜群、しかも小回りも利く運転性の良さなど、レクサスブランドに恥じない優れた魅力を備えているのは間違いないでしょう。

またハイブリッドならではの静音性を備える一方で接近を歩行者に伝える車両接近通報装置を備えるなど安全な運転をサポートしてくれる機能にも事欠きません。

レクサスを乗ってみたいと思っている方はもちろん、ハッチバック型の乗用車を探している方にとってもよい選択肢になるはずです。

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