アクセラスポーツの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2020/09/23

マツダでは過去にアクセラと呼ばれるシリーズを販売していました。

マツダではそれ以前に「ファミリア」と呼ばれる車を世界戦略車として販売し世界中でロングセラー車になりましたが、アクセラはこのファミリアに変わる車種として発売されました。

2003年に発売されたアクセラは、ボディサイズを拡大して、あらゆる部分で実力がアップされたとして話題になりました。

アクセラは4ドアセダンと5ドアハッチバックの2種類を発売当初、ラインナップしました。5ドアハッチバックのことをアクセラスポーツと言います。

アクセラスポーツの特徴

アクセラスポーツの特徴として、その大きさがあります。全長についてはハッチバック車の中では、ランチア・デルタの3代目モデルに次ぐ大きさです。国産車の中では最長ということです。

コンパクトハッチバックボディは、とり回しに優れています。道幅の狭い道路を通行するときにも、それほどストレスを感じることなく走行できます。街中を走行する際におすすめの車といえます。

またインパネ部分にもドライバーの負担が軽減できるような配慮がなされています。

マルチ・インフォメーション・ディスプレイはドライバーの視線に合わせて、いろいろな情報が表示できるようになっています。センターパネルには操作ダイヤルを設けています。このようにドライバーが無理なく操作でき、必要な情報が見られるように作られています。

2020年現在現行モデルは、3代目になります。最新モデルには、マツダの最新のテクノロジーのスカイアクティブ技術が随所で採用されています。

エンジンに関しても省燃費性能を重視したものから低速域から厚みのあるトルクを発揮できるようなものまで幅広くラインナップしています。

歴史

アクセラスポーツは、長らく人気を博してきた車種であるファミリアの後継モデルとして、2003年10月に発売されました。

2002年からマツダでは「Zoom-Zoom」という新しいブランドメッセージを採用、その中で新車種を販売していたのですが、アテンザとデミオRX-8に次ぐ第4弾としてアクセラとともに投入されました。

ちなみに海外では「Mazda3」という名称で発売されました。世界120か国で販売されていて、13年弱で累計生産台数が500万台を突破しました。

この数からもわかるように、マツダの基幹モデルに成長しました。

販売台数だけでなく、パッケージデザインについても国内外で高く評価されています。

2004年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーで2位に輝きました。これは日本車の中では最高位ということです。さらに2004年のカナダ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

アクセラスポーツの燃費

アクセラスポーツの1.5リッターのガソリンエンジンの燃費のカタログ値を見てみると、リッターあたり20.4kmを記録しています。ちなみにディーゼルターボエンジンの場合、少し劣って19.6kmです。

インターネットでは、実際の燃費に関する情報もいろいろと出ています。

それを見ると、街乗りでガソリンエンジンの実燃費は16〜17kmといったところです。またディーゼルターボは13km前後です。

郊外地や高速道路のようなストップ・アンド・ゴーの少ないところだと、燃費は良くなります。ガソリンエンジンで17〜20km弱とカタログ値とあまり変わらない数値も出てきます。

ディーゼルターボの場合、16km台後半から21km程度と、走り方を工夫すればカタログ値よりもいい燃費をたたき出すことも可能です。

デザイン

エクステリア

エクステリアは上質で流れのある美しいフォルムが評価されています。

フロントマスクの特徴として、シグネチャーウイングを採用している点に注目です。スカルプチャーデザインを採用し、大きな開口部にすることで攻めたデザインとなっています。この辺はマツダ車の最近のトレンドを反映しています。

フロントフェンダーからリアエンドに至るまで、力強さの中にシャープな印象のフォルムをしています。

サイドビューが流麗で、クーペのようなスポーティな形状に仕上がっています。リアバンパーには厚みを増すことで、安定感を出しています。

インテリア

3代目の現行モデルを見てみると、機能性を重視していることがわかります。

Heads-up-Cockpitというコンセプトを導入しており、ドライバーを中心としたデザインで、理想的なドライビングポジションを確保することで、運転に集中しやすい環境を整えています。

センターコンソールにはコマンダーコントロールが採用されているのですが、操作性に優れ、何度も手元を確認する必要がないようになっています。

フロントシートには圧力分布に配慮して、座った時に体を全体的に包み込んでくれるような座り心地になっています。このため乗り心地が良く、長時間ドライブする場合でも体にあまり大きな負担がかかりません。

静粛性にも優れているので、ファミリーカーとしてレジャーに出かける際でも車内の環境は快適です。

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