パジェロミニの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2020/10/13

パジェロの軽SUVとして三菱が発売していたパジェロミニ。残念ながら2013年に生産が終了していますが、現在でもこのメーカーの歴史を彩る車種として記憶にとどめている人も多いのではないでしょうか。

当時「パジェロの弟分」として車名を一般公募したことも大きな話題となりました。

要するに「小型版のパジェロ」なのですが、もちろん単に小型化しただけにとどまらず、さまざまな技術が盛り込まれています。

軽自動車としての機動力を備えつつも、いかにパジェロならではの力強さを再現できるかを重視したうえで開発が進められ、さまざまな技術が盛り込まれたと言われています。

「パジェロのミニ版」としての特徴

開発においてはパジェロで培った技術を最大限に盛り込みつつ、軽自動車としての魅力を追求したと言われています。

DOHC20バルブエンジンを搭載することで非常に力強い走行性を実現しつつ、1994年における安全強化規制をクリア。さらにエアバッグシステムの搭載など、当時としては非常に優れた安全性と安定性を備えていました

とくに1998年に行われたフルモデルチェンジによって登場した2世代目のパジェロミニは衝突安全性能においてトップクラスの水準を誇っており、自動車衝突安全テストにおいても当時の軽自動車において最高ランクの評価を得ていました。

例えば、衝突時のエネルギーを吸収することで衝撃を緩和することができる「クラッシャブルボディ構造」などが採用されています。

軽自動車はとくに衝突時の被害が大きくなる不安があるだけに、この点は「安心して乗れる軽自動車」としてのパジェロ・ミニの評価を大きく高める役割を果たしました。

なお、もともとオフロード用の車種を軽自動車として開発したこともあり、初代のデザインはかなり重厚な佇まいをしていましたが、2世代目以降はオンロードを意識したデザインに路線が変更され、かなりスタイリッシュな要素が強くなりました。

また2世代目には三菱自動車が開発した環境ミニエンジン「リーンバーンMVV」が採用されるなど低燃費を実現しており、この点でも高い評価を得ていました。

少々複雑な歴史をたどる

1994年に「パジェロの弟分」という名目で発売を開始、当時かなり話題になりました。

その後1996年に全車に運転席のエアバッグ、防眩インナーミラーなどを全車に標準搭載。1997年にはフロントにベンチレーテッドディスクブレーキを標準搭載するなど、毎年のようにマイナーチェンジを行い、性能の向上が図られ続けました

そして1998年にフルモデルチェンジを敢行し2世代目が登場し、先述した特徴に加えて助手席のエアバッグやABSの標準搭載など、安全性をメインとした改良がその後も続けられました。

2012年に生産の終了が発表され、2013年1月に三菱自動車の公式サイトからも消滅。その歴史に幕を閉じました。

生産が終了された理由としては、販売数の激減に加えてコスト削減が困難な点などが挙げられています。

このように歴史に幕を閉じた車種ですが、2019年頃から復活するのではないかとの噂が飛び交うようになり、ネット上でもかなり話題になっています。今後の状況に期待したいところです。

燃費の実情をチェック!

カタログの燃費性能は14.0〜16.8km/L。実燃費は平均で10.9〜11.6km/L程度と、カタログに比べると低い数字となっているのが気になります。

ただオンロード・オフロードどちらにも使える車種ということを考えると、他の軽自動車に比べてやや低めになってしまうのも仕方がないのかもしれません。

デザイン

エクステリアにおけるパジェロとの共通点や違い

デザインはその名称の通りまさに「小型化したパジェロ」といった趣です。そのため軽自動車にしては車高があり大きく見えるのと、重厚な印象を受けるのが大きな特徴となっています。

三菱自動車の車と言われて真っ先に思い浮かぶイメージに非常に近いとも言えるかもしれません。

ただ先述したように2世代目からはオンロードをメインに据えたデザインが登場するようになり、重厚感はそのままにタフなイメージが幾分後退し、高級感を感じさせる印象が強まった面もあります。

面白いことにエクステリアのデザインに関しては「タフで男らしい」と男性から評価を得ることがある一方で「かわいい」と女性から評価される面もあることです。

もともと無骨のデザインをコンパクトなサイズにしたために「かわいい」と見られる傾向もあるようで、人によって好みが違ってくるかも知れません。ただ世代・性別を問わず評価される魅力を備えているともいえるでしょう。

ミニだがスペースも充分!クラシックなインテリアデザイン

インテリアもやはり実用性を重視したシンプルでクラシックな造りになっており、際立った個性や特徴はありません。

しかし、運転席は十分なスペースを確保したうえで窮屈な思いをすることなく、長時間の運転でも快適に走行しやすいとの評価を得ています。収納スペースが広い点もパジェロの弟分ならではの特徴でしょう。

早ければ2021年にも復活した新型のパジェロミニが登場するのではないかとも言われています。

2012年に生産が終了した車種だけに、現在の基準から見ると燃費や安全性能の面で少々評価が低くなってしまうのは致し方ないところ。

復活した時にどのような性能で姿を現すか、それをどう評価するか、これからが楽しみな車種ともいえるのではないでしょうか。

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