ジムニーはどう変わった?その歴史と新型モデルの燃費やデザイン

calendar_today 2020/07/10  refresh 2020/08/20

ジムニーは、スズキが販売する軽自動車です。ラダーフレーム採用の本格的なSUVで、日常シーンでの走行性能はもちろん、悪路でも高い走破性を持っています。

初代モデルは1970年に誕生し、以来、50年間に渡って最初のコンセプトを受け継ぎながら親しまれてきました。

そんなジムニーが2018年、20年ぶりのフルモデルチェンジで4代目モデルとなりました。各部にはモダンなアイデアやテクノロジーが搭載されながら、全体的には「やはりジムニー」とファンを唸らせる変わらぬ魅力を備えています。

歴史

初代

ジムニーの誕生は1970年です。そもそものアイデアは、かつてオート3輪で有名だったホープ自動車が販売していた「ホープスターON」という4WD車に由来します。

まるで小さなジープのような優れた設計を採用していたものの、売れ行きは芳しくなく、ほどなくホープ自動車は自社での製造を断念します。

それに注目したスズキが、ホープスターONのアイデアを引き継ぎ、大幅な改良を加えることで誕生したのが初代ジムニーです。

ホープスターONより大幅にスタイリッシュなデザインになった一方、特徴的な外観は受け継いでおり、当初はスチール製のドアもないオール幌の車でした。

2代目

ジムニーが最初にフルモデルチェンジをしたのは、誕生から11年後の1981年です。

フロントフェンダーが独立して、車体のスクエア感が増したために、ジープとよく似ていた初代モデルよりもスタイリッシュな乗用車に近づきました。

居住性も街乗りにふさわしく改良されました。初代では簡易的な対面型のシートだったリアシートが、通常の乗用車と同じ向きになったことなどが挙げられます。

3代目

3代目が登場したのが1998年です。

初代から持っていた無骨さは引き継ぎつつも、全体的なデザインは2代目よりさらに洗練され、むき出しだったバンパーやドアヒンジもすっきり取り込まれました。

内装の装備もオンロードにもふさわしく磨きがかけられ、かつてのワイルドなイメージとはかなり変わってしまったと言えるでしょう。

とはいえ、悪路走破性の高さはさすがジムニーで、オフロードファンに変わらず愛されるモデルとなりました。

4代目

その後20年間、3代目モデルの時代が続きます。そして、4代目、つまり現行の新型ジムニーが登場したのが2018年です。

ラダーフレームは継続して採用されており、丸いヘッドライトと丸いウインカー、角張ったボディーからなる姿は、2代目のルックスに近いと言えるでしょう。

コンセプトとしてはジムニーの伝統的なスタイルを受け継いでいるものの、環境性能や衝突安全性などに関しては現代の最新モデルにふさわしい仕上がりとなっています。

燃費

カタログによると新型ジムニーの燃費は、トランスミッションの違いで若干違いがあります。5MTが16.2km/L、4ATが13.2km/Lです(どちらもWLTCモード)。

先代モデルより車両重量と車高が増して、タイヤもグリップ性を重視した抵抗の大きいものになったことを考えると、燃費に関しては分が悪いと言えます。

とはい、実燃費に近いとされるWLTCモードでこの数値であれば、まずまずの燃費性能と言えるでしょう。

デザイン

エクステリア

デザインとしては、ステアリングホイールやインパネのパーツが水平ラインを描くように配置されているのが目立ちます。平衡感覚が掴みやすいだけでなく、ところどころに加えられた立体感がジムニーの力強さを引き立たせていると言えるでしょう。

Aピラーの新デザインなど、コックピットからの視界が改善されていることにもポイントです。先代モデルより死角が少ないため、街中での運転しやすさが以前と比べて大幅に改善していることでしょう。

インテリア

2018年に登場した新型ジムニーの内装デザインは、先代モデルの良いところを引き継ぎつつ、新しい要素も大胆に導入しています。

コックピット周りで気づくのが、日光が反射して眩しくならないよう特別な素材が採用されていることです。この素材には、汚れや傷を目立たなくするという効果もあります。

また、インフォテインメントシステムやメータークラスターのように、最先端の技術も積極的に導入されています。押したりつまんだりといった簡単動作で操作できるインターフェイスであり、視認性も高く、運転への集中力を妨げないように工夫されているのが特徴です。

座り心地も進化しました。新型ジムニーのシートは、フレーム構造から改良されています。また、クッション性能の高い素材が採用されているため、先代モデルよりも快適になったと言えるでしょう。

長時間のドライブでも疲れを感じにくいはずです。シートポジションが細かく調整できるため、どんな体格の人でもベストポジションで運転できます。

ラゲッジスペースが先代モデルより広く感じさせるのも特筆すべき点です。バックの開口部はスクエアボディを生かしたワイドな設計となっており、大型の荷物でも楽に積み下ろしできます。

後部座席はフルフラットにできるため、スペースの隅々まで収納に活用できるでしょう。

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