ハスラーの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2020/08/08  refresh 2020/08/20

スズキでは革新的な車を今までにいろいろと販売してきました。ハスラーもその中の一つ。

ジャンル的に見ると、クロスオーバーSUV軽自動車です。軽トールワゴンにSUVの要素を加えた今までになかったジャンルの車ということで、発売当初から話題になっていました。

これからハスラーを購入しようと思っている人は、どんな特徴のある車か気になるところでしょう。

ハスラーはスタイリッシュな見た目で、若者向けの車に仕上がっています。軽自動車のメリットとして燃費の良さがしばしば挙げられます。ハスラーの燃費がどんな感じかも気にしている人は多いはずです。

ハスラーの特徴

ハスラーは一般的な軽自動車とは異なる特色がいろいろとあります。

軽自動車らしからぬ収納力

例えば運転席のアームレストには収納ボックスがついています。

これは軽自動車の中では珍しく、そのほかにも後列シートには、リアドアポケットもついているので収納力に優れた軽自動車といえます。

助手席を倒してインパネボックスを引っ張ればテーブルのようにも利用できます。

バックモニター

ハスラーにはバックモニターも搭載されています。

このため駐車する際に後方をいちいち確認する必要はありません。

6.2インチのモニターで視認性に優れていますし、ガイドラインもありますから駐車が苦手な人でもスムーズに駐車できるはずです。

安全装備。レーダーブレーキサポート搭載

近年の車には安全装備がいろいろと搭載されていますが、ハスラーも例外ではありません。

例えばレーダーブレーキサポートが搭載されているのは、ハスラーの特徴の一つです。レーザーレーダーが前方の車両を検知し、もし車間距離が詰まりすぎた場合には、自動的にブレーキがかかり衝突を回避します。

また、駐車時のアクセルとブレーキの踏み間違いでしばしば事故が起こりますが、このような踏み間違いによる急発進や急加速が起きると、これまた自動ブレーキが作動します。

歴史

2014年に販売開始したハスラーは、お客さんの声が開発のきっかけだったといわれています。

かつてスズキではKeiというセダンとSUVのクロスオーバーの車を製造・販売していました。Keiは2009年に生産終了したのですが、ファンの間では惜しむ声が相次ぎました。

この声を聞いたスズキの会長が軽クロスオーバーの需要の高さを知り、ハスラーの開発を推し進めたといわれています。

プラットフォームは5代目ワゴンRと同じものを使っています。しかしワゴンRと比較して、Aピラーを立てて頭上空間にゆとりを持たせました。また15インチホイールという軽自動車の中では大きめのものを使っているのも特徴です。

2020年現在、ハスラーは2代目モデルが市場に投入されています。

初代のコンセプトを基本的には受け継いだデザインとなっていますが、フロントマスクは先代モデルと比較してスクエアな表情にして、存在感を高めました。

プラットフォームについては、6代目ワゴンRと8代目アルトと同じものを採用しています。軽量で高剛性の設計が特徴です。

ハスラーの燃費

現行モデルのハスラーには、直3のNAエンジンが搭載されています。こちらのエンジンにはデュアルインジェクションシステムを採用しています。

1気筒当たりインジェクターが2つ設置され、これにより燃料を微粒子化することが可能になったため、燃料効率を高めながら走行性能の向上も図れます。ターボエンジンの方は最高出力64psと軽自動車の中では、パワフルな走りが期待できます。

ハスラーの燃費をカタログ値で見ると、それぞれリッターあたりターボエンジンが20.8〜22.6km、ハイブリッドエンジンが23.4〜25.0kmとなっています。ライバル車種と比較すると同等もしくはより上の数値です。

実燃費についてもインターネットでいろいろと紹介されています。その数値を見てみると、大体18〜22km程度の数値は出るようです。

街乗りをしていても20km前後の燃費が出るということは、ガソリンを節約したいと思っている人でも十分満足できるでしょう。

デザイン

エクステリア

現行モデルを見てみると、いかにもSUVらしいデザインをしているのが特徴です。

アウトドアでドライブするのに適した、かつ現在のトレンドに合わせたデザインにまとまっています。タフで力強い感じの車に仕上がっています。

先代モデルと比較して、より厚みを増して今まで以上にSUVのテイストが強まりました。

ショルダーラインを水平のデザインにしました。さらに基本骨格をスクエアにすることで、存在感のあるフォルムになっています。

インテリア

インテリアについてもエクステリア同様、タフ感がより強まりました。

アウトドアウォッチに代表されるようにプロテクト感が強まって、ゴツゴツ武骨な印象も。

インストルメントパネルが新型ハスラーの特徴の一つです。3連のカラーリムをベースにして、デザインが大きく変更されました。

車内空間も先代モデルと比較して、かなり広くなりました。ゆとりのある車内スペースで、大人4人が座っても窮屈な感じはありません。

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