フーガの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2021/06/02

日産のフーガは、同社を代表するプレミアムセダンです。セダン社でありながらもスポーティな雰囲気を持っており、国内だけでなく海外でも高く評価されています。

北米、欧州、中国ではフーガではなくインフィニティQ70という名前で販売されており、日産が販売するグローバルプレステージカーという位置づけを確立しています。

そんな国内だけではなく海外でも人気のあるフーガですが、もっと深い部分まで知りたい人のために情報をまとめていきます。

名前は知っているけどどんな特徴があるのか、燃費やデザイン面での評価が気になる人もぜひ参考にしてください。

フーガはどんな特徴の車なのか

フーガの名前は2つの由来があります。音楽用語の「Fuga(フーガ)」と日本語の「風雅」です。この2つを合わせて、上品かつ優美でありながら調和がとれている車という意味が込められています。

フーガは発売されてから今に至るまで複数回のモデルチェンジを続けながらニーズに合わせて成長しており、セダンの中でも人気のある高級モデルとして人気があります。もちろん過去のモデルも優れたものばかりなので、新車で買うのは予算的に厳しいなら、モデルチェンジする前の中古車を狙うのも良いでしょう。

予算は抑えたいけどできるだけ良い状態で買いたいなら、日産の認定中古車を購入する方法もあります。日産の認定中古車自体は今でこそ数多くありますが、フーガは日産の中でもGT-Rに続いて2例目という早い段階から認定中古車制度が開始された車です。

フーガの歴史

フーガが登場したのは2004年です。セドリックとグロリアという実に40年以上の歴史を持つ2車種の後継車として発売されました。初代 Y50型は2004〜2009年までの販売となっており、2007年12月にはマイナーチェンジが行われています。

2009年になると2代目であるY51型が登場します。フーガ自体が人気のある車種でしたが、2010年にシーマとプレジデントが生産中止になったため、2012年のシーマ生産再開までの間、日産の日本市場におけるフラッグシップ社となっていた時期もありました。

その後、2015年にマイナーチェンジが行われており、2019年に使用向上が発表されています。

フーガの燃費性能について

車の維持費の中でも大きな部分を占めるのが燃費です。大きな車になると向上する傾向にある燃費問題ですが、フーガの場合はどうなのでしょうか。

フーガにはエンジンと駆動方式でいくつかのモデルがあります。最も燃費が良いのはハイブリッド車で、WLTCモードカタログ燃費は12.8km/Lです。実際に走ってみての燃費でも11.7km/Lとなっています。

次に燃費が良いのは2WDのガソリン車で、WLTCモードカタログ燃費が10.2km/Lで実燃費は6.2km/Lです。カタログ燃費と実燃費の差がかなり大きくなっているので注意したいポイントにあります。この特徴はフーガのガソリン車共通のポイントです。

3.7Lエンジンには2WDと4WDがあり、2WDはWLTCモードカタログ燃費が8.7〜9.2km/Lで実燃費が6.4km/Lです。そして4WDになるとカタログ燃費が8.3km/Lで実燃費は9.6km/Lになります。4WDの場合は実燃費が逆転していますが、どんな道を走るのかによって変わることはあるので、おおよその参考程度に考えておきましょう。

フーガのデザイン

フーガのエクステリアは安全装置が豊富

これまで数多くのマイナーチェンジを繰り返してきたフーガは、最新のビッグマイナーチェンジでエクステリアが一新されています。

立体感のあるフロントグリルとLEDライトで構成されたフロント部分は、精悍なイメージとプレミアム感があります。リアデザインも同様の雰囲気を感じられる作りです。

特筆したいのは全方位運転支援システムで、前方衝突予測警報(PFCW)や衝突回避を可能とするエマージェンシーブレーキ、アラウンドビューモニターには移動物検知機能(MOD)があり、これだけの機能を全グレード標準装備にしているのです。

フーガのインテリアは格調高いデザインが特徴

高級セダンであるフーガのインテリアは、その車格相応のものになっておりとても高級感があります。その名前に込められたFugaと風雅を感じられる思想は、高いデザイン性が感じられるインテリアからも伝わってきます。

シート素材には本革、またはそれに近い質感を持った素材が使われています。リアシートもかなりゆとりのある設計となっており、乗員全員がリラックスできる空間を実現しています。VIPグレードになると吸音・消臭機能のあるカーペットやリアシートのLEDライトなど、ゲストを乗せる機会が多い使い方が多い場合にもうれしい設計です。

コクピット部分は使い勝手の良さと見た目を両立した設計で、高級感だけではなく快適に乗れる車だと伝わってきます。ドライバーだけではなく同乗する人全員がその良さを感じられるのがフーガの特徴なのです。

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