アルファードはトヨタの販売するワンボックスタイプの自動車です。
ミニバンにカテゴライズされますが、サイズとしてはかなり大型、LLサイズミニバンという車になっています。
そんなアルファードについて、解説していきます。
アルファードの特徴
アルファードの特徴としては、まず大型のボディが挙げられます。
室内空間も広く、5人もしくは7人から8人乗りという、大人数が乗っても窮屈さを感じない室内空間を確保しています。
そしてフロントのエクステリアデザインも特徴の一つです。威圧感があるいかついフェイスが、若い人に人気を博しています。
トヨタの販売するミニバンとしては車格が最上位に位置しており、日本だけでなく中国をはじめアジア各国でも人気の車となっています。
歴史
初代
初代アルファードは2002年に販売が開始されました。
電動スライドドアの採用やウッド調のインテリアなど日本国内専用かつ、乗用車、として割り切った作りとなっており、商用としての利用は想定されていません。
エンジンはガソリンエンジンのみ、直列4気筒2400ccとV型6気筒3000cc、2400ccのハイブリッドモデルが用意されています。
当時日本国内では下火となっていたディーゼルエンジン搭載モデルについては販売しない、という国内向けの割り切ったラインナップとなっています。
販売当初のエクステリアデザインは、やや吊り上がったライトを採用していますが、それでも柔らかな印象を与えるデザインとなっていました。
その後2003年と2005年にマイナーチェンジが行われ、ヘッドライトなどの変更で、次第にいかつい印象を受けるデザインとなっていきました。
2代目
2代目は2008年から販売が開始されています。ラインナップとしては直列4気筒2400ccと、3500ccにボアアップされたV型6気筒モデルが用意されています。。
エクステリアデザインは吊り上がったライトが印象的なフェイスデザインとなりました。まとまりのある上質なデザインという口コミが多くあります。
2011年にマイナーチェンジが行われ、主にエクステリアデザインの変更が行われています。
このマイナーチェンジで、廃止されていたハイブリッドモデルもラインナップに復活しています。
3代目
3代目は2015年に販売が開始されています。
ミニバンではなく大空間高級サルーン、ということで、高級車というカテゴリに入るように開発されています。価格は352万円からとなっており、高級車という呼び名にふさわしくなるように各部が調整されています。
リアサスペンションがダブルウィッシュボーン式となり、乗り心地が大きく向上し、ボディも複合鋼板が使われ、静粛性がアップ、低床化したことで室内空間を広くする、といった変更が行われました。
ラインナップとしては、2500ccの直列4気筒ガソリンエンジン搭載モデル、3500ccのV型6気筒ガソリンエンジン搭載モデル、2500ccのハイブリッドモデル、となっています。
2017年12月にマイナーチェンジが行われ、エクステリアデザインの変更、安全装備の追加が行われています。
アルファードの燃費
アルファードの燃費としては、WLTCモードの2輪駆動モデルで9.9km/Lから10.8km/L、4輪駆動モデルが10.6km/Lから14.8km/Lとなっています。
ガソリンエンジン搭載モデルは10km/L程度、ハイブリッドで14km/L台ですので、燃費としてはそれほど良い数字ではありません。
実燃費としてもほぼ同様か1割程度劣る、という口コミが多くみられました。
静粛性向上や快適装備のために車両重量が重くなっていることが原因で、購入する場合はそれなりのガソリン代を覚悟した方が良いでしょう。
なおガソリンタンクは大型の物が装備してありますので、満タンにしてしまえば長距離ドライブも安心です。
アルファードのデザイン
エクステリア
アルファードのエクステリアデザインは個性が強く、好き嫌いが分かれるようです。
力強く迫力のあるデザインですので、若い男性には好まれるデザインになっています。
兄弟車のヴェルファイヤに比べるとややおとなしく感じるものの、それでもやはりいかついデザインとなっています。
専用のエアロパーツも純正オプションだけでなく各社から発売されており、自分だけの1台を作ることができる、というのもこの車の楽しいポイント。エクステリアデザインを自分の気に入るように改造するのもおすすめです。
インテリア
高級車として販売するだけあって、インテリアデザインの評判はかなり良くなっています。
レザーや合皮が使われており安っぽさは感じません。
車内空間も広大に取られており、6人までならゆったりと過ごせます。
シートの座り心地も良く、グレードによってはオットマンも装備されています。
ただ標準装備されているディスプレイオーディオの評判が悪く、他社製のナビに付け替えたい、という意見も見られました。