シエンタの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2020/09/07  refresh 2020/12/22

シエンタはトヨタが販売しているミニバン

5ナンバーサイズながら3列シートを備えるモデルもあり、根強い人気を誇っています。

そんなシエンタの燃費やデザイン、乗り心地についてお話しします。

シエンタの特徴

シエンタの特徴といえば、5ナンバーサイズながら余裕のある車内空間を確保し、3列シートを確保しているという点が一番の特徴でしょう。

取り回しのよい5ナンバーサイズの車は日本国内ではぴったりのサイズで、駐車場や都心の走行でもそれほど気を使わずに済みます。

使い勝手にもこだわっており、一部モデルではオプションにはなりますが後部座席は左右両方とも電動スライドドアを採用しています。

エンジンは1500cc、3列シートになり増加した重量に対応すべく、リアの足回りはフロントよりも1クラス上のモデルのものを流用、走りにも手を抜くことはありません。

車体サイズによる取り回しの良さや7人という乗車定員は非常に使い勝手がよく、さらに手ごろな価格の上に1500ccという排気量で維持費も安い、ということで、爆発的な人気はありませんが、堅調に売れ続けている車となっています。

歴史

トヨタのシエンタは2003年に発売が開始され2010年8月にいったん販売が終了しています。

その後、2011年5月に販売が再開しています。この際に、モデルチェンジが行われたわけではありませんが、安全装備が追加されています。

いったん販売が終了したにも関わらず販売が再開される、というのは珍しいことで、ユーザーの根強い人気やディーラーからのリクエストがあったと語られています

その後、2015年にフルモデルチェンジが行われ2代目となりました。2020年現在販売されているのは、この2代目となります。

フルモデルチェンジではエクステリアデザインが大きく変わり、ボディカラーも一新されています。2018年9月にマイナーチェンジが行われ、2列シート車も用意されました。

このトヨタシエンタは、販売から16年たった2019年8月、月間新車販売台数1位を獲得しています。さらに翌月の9月にも1位を獲得しました。

この1位はミニバンとしては史上初となっており、フルモデルチェンジをしたわけでもなく、特に変更が加えられたわけでもないこのタイミングでの1位獲得は、自動車業界では非常に話題になりました。

シエンタの燃費

シエンタは、2輪駆動車と4輪駆動車が用意されています。2輪駆動車はガソリンエンジンオンリーのモデルと、ハイブリッドモデルが用意されています。

カタログスペックでの燃費としては、まず2輪駆動のガソリンエンジンモデルはWLTCモードで17km/L、ハイブリッドモデルは22.8km/Lとなっています。4輪駆動モデルはWLTCモードで14km/Lです。

ガソリンエンジンのみのモデルは他社の一般的なミニバンとあまり変わりありませんが、同排気量のセダンタイプの車と比較するとそれほど良い数字ではありません。ハイブリッドモデルはさすがの数字、22.8km/Lはかなり良い燃費と言えます。

ガソリンエンジンのみのモデルとハイブリッドモデルの価格差は30万円から40万円ほどですので、走行距離が長くなる方はハイブリッドモデルを選ぶのが良いでしょう。

走行距離がそれほど伸びないという方も、ガソリンスタンドに入る頻度が激減しますのでわずらわしさが大きく減りますので、検討してみてはいかがでしょうか。

実燃費もそれほど乖離は無く、ガソリンエンジン2輪駆動モデルで10km/Lから16km/Lという報告が多くあります。

インフォメーションウインドウにエコ走行についての情報も出てきますので、燃費を気にする方はこちらの情報を活用してみてはいかがでしょうか。

デザイン

エクステリア

モデルチェンジを境にエクステリアデザインは大きく変更されました。いわゆる「四角いミニバン」というデザインを脱却し、寝かせたウインドウからなだらかにつながるボンネットとなり、実用一辺倒、という印象がなくなりました。

口コミでもスポーティーに見える、エアロパーツが似合いそうという声がありますが、フロント部分はミニバンぽくなく奇抜に感じる、という書き込みも見られました。

最近のトヨタ車のデザインの主流となっている、大きくなったフロントグリルは賛否があり、力強さを感じるという方もいますが、あまり好みではないという方もいらっしゃいます。

フロントグリルの樹脂部品は結構な大きさがあり、車体色に合わせると意外と目立つ組み合わせもあります。最近ではパソコンで全色を見ることができますので、事前に十分確認した方がいいでしょう。

インテリア

一般的なミニバンとほぼ同様のサイズですが、頭上空間はやや狭く感じる、という声がありました。

樹脂部品が多用され、それほど高級感はありませんが安っぽさはなく、差し色などもうまく使われており工夫されています。

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