海外産の自動車は、全体的に高いイメージがあるかもしれません。購入しやすくはないものの、一方で海外の自動車に憧れるドライバーは多く、熱心なファンも多いものです。
海外産の自動車の中でもとりわけ個性が強いのがジープで、元々は軍用車として作られました。現在のSUVの元祖とも言われており、ジープブランドで発売される自動車はいずれも悪路に対して強く、7本のフロントグリルがトレードマークです。
日本でもジープブランドのファンは多いですが、2020年7月よりカーリースの「ジープ フラット ライド」がスタートしました。ジープブランドとしては初の個人向けカーリースのジープ フラット ライドについて、詳しく紹介します。
サービスの特徴
普通、カーリースは様々な車種から選べるものですが、ジープ フラット ライドで扱っている自動車は、ジープのレネゲードだけです。
- Longitude
- Limited
- Trailhawk
現行のレネゲードのグレードは、安い順に上記3種類で、他に限定車がいくつかあります。ただし、ジープ フラット ライドでは限定車は扱っていないので、現時点での選択肢はこの3つです。
どのカーリースよりもストレートに勝負している感じがありますが、色々な車種の中から選びたいと考えている人にはあまり向いていません。
しかし、ジープブランドのファンであったり、レネゲードに興味を持っている人であれば十分におすすめです。
リースの期間については、現時点では5年契約しかないため、短期間のリースについては今後に期待したいと思います。
おすすめポイント
車種が限定されている点は非常に変わってはいますが、そこを除けば非常にオーソドックスなカーリースです。
レネゲードのグレードについてもう少し補足を加えると、最も新車価格が安いLongitudeでも299万円、Limitedは362万円、Trailhawkは387万円と決して安くはありません。
Longitudeであればまだ手を出せる部類に入りますが、300万円台後半はなかなかためらう数字ではないかと思います。
高級車とまではいかないものの、20代から30代前半くらいのうちに気軽に手に入れられる車ではないはずです。
若いうちに手に入れにくいレネゲードに乗るには、カーリースの「ジープ フラット ライド」を利用するのが最も確実だと思います。
リース料金は月額3万円から
元々の自動車の価格が高めだと、リース料金が高くなるのではないかと不安を感じるかもしれませんが、その心配はありません。
先に書いたように、5年契約とそれなりの期間に渡って支払いを続けるため、月額のリース料金は税抜きで3万円台とお手頃です。
- Longitude：月額3万円
- Limited：月額3万5千円
- Trailhawk：月額3万9千円
オプションのアクセサリーの追加などでリース料金は変動するものの、基本的にこの金額で乗れます。
まだ若くて収入がさほどでもない場合でも、レネゲードを乗り回せるのがジープ フラット ライドの何よりの魅力です。
メンテナンスのプランを選択する必要がない
そして、個人的にジープ フラット ライドでよいと思っているポイントが、メンテナンスのプランを選択する必要がない点です。
メンテナンスのプランが複数用意されていて、リース料金が安いプランはメンテナンスの内容も最低限、リース料金が高いプランはメンテナンスが充実している、というようなシステムがカーリースではよく見られます。
ジープ フラット ライドではメンテナンスの内容は全員共通で、車検費用も定期点検の費用もリース契約に含まれているのです。
バッテリーやブレーキパッドの交換は期間中に1回など、制限がついているものもありますが、他のカーリースと比べて非常に分かりやすい点はよいところです。
ジープブランドのサービスプログラムが付いている
ジープブランドのサービスプログラムとして用意されている「Warranty for You」は3年間の修理保証、そして「24h for You」は3年間に渡り自動車が動かなくなった時のサポートをいつでも受けられるプログラムですが、これらもジープ フラット ライドに付いてきます。
「Warranty for You」に関しては走行距離が60,000km以内という条件こそあるものの、3年で60,000kmを走るのはなかなか難しく、走行距離に引っかからずリース期間を終えられるのではないかというのが個人的な印象です。
全体的にシンプルですが、利用者にとって役に立つプログラムが用意されているので、安心してレネゲードに乗れます。
まとめ
ジープ フラット ライドは、お手頃なリース料金でジープのレネゲードに乗れるのが何よりの魅力です。
非常にシンプルかつ分かりやすいシステムもおすすめポイントなので、検討する価値はあると思います。
まだサービスがスタートして間もないため、現時点ではレネゲードの3つのグレードしか選択肢がありませんが、これからジープブランドの別の自動車がラインナップに増える可能性は十分にあるでしょう。
