社内の温度上昇を防ぐ!車用サンシェードの選び方

calendar_today 2021/06/08

社内の温度上昇を防ぐ!車用サンシェードの選び方

炎天下の屋外に車を駐車しておくと、車内温度が危険なレベルまで上がってしまうことはよく知られています。

一度車内の空気が熱せられてしまうと、エアコンを入れたり窓を全開にしてもすぐには涼しくなりません。

こんなことにならないよう、特に夏季は車内に「車用サンシェード」を積んでおくべきでしょう。サンシェードの種類や使い方について、調べておきましょう。

車サンシェードとは

「サンシェード(sunshade)」はもともと「日よけ」のことであり、車に使うサンシェードとは、主にフロントガラスなどに設置し、日光を遮断して車内を見えにくくする効果があります。

当然サンシェードを使用するのは停止中に限られます。車種によってはオプションで付けることができたり、最初からついているものもあります。ない場合はカー用品店で購入することが可能です。

サンシェードを設置することで、車内温度の上昇率を抑えることができます。

真夏に停車中の車内は60度以上にもなることがあります。車内は密室状態になりやすい環境で、車内で滅せられた空気は逃げ場がなく、窓を閉め切った状態では外気も入ってきません。そのため、車内の空気はそのままにしておくと温め続けられてしまい、外気よりもずっと高い温度になってしまいます。

また、ダッシュボードも日光を吸収しやすい黒やグレーであることから、太陽光の熱を吸収して、まるでカイロのように熱の発生源になってしまいます。

車内の温度上昇を防ぐために設置するのがサンシェードです。

サンシェードの効果

自動車の車内温度を上げる原因は太陽光です。

サンシェードは車の中から窓に設置することで車内に入ってくる日光を遮断し、温度の上昇率を抑える効果があります。また、車内を見えにくくしてプライバシーを保護する効果もあります。

特にダッシュボードが日光に当たることで発熱することを防ぎ、室温上昇を抑える効果があります。

サンシェードを使用しないと、ダッシュボードの温度は70度を超すこともありますが、サンシェードで日光を遮断しておけば50度程度まで温度の上昇を抑えることができます。

サンシェードの選び方

サンシェードは主に二種類の素材で作られています。

ひとつはアルミをはじめとする反射素材で、表面にアルミシートなどの反射素材を使用して、日光を反射しやすくしてあります。窓前面を覆うタイプが多く、外から車内を見えなくするというメリットもあります。

シンプルなデザインのものからイラストがプリントされているもの、薄くて折りたたみ式のものから遮断性に優れた厚みのあるものまで、バリエーションは豊富です。用途によって好きなものを選ぶことができます。

もう一種類はメッシュ素材製です。イラストがプリントされているものもありますが、黒一色で無地のデザインのものが主流です。サイズは様々ですが、サイドウィンドに取り付けるものがメインとなります。

取り付け方でも分けることができます。吸盤で窓に張り付けるタイプは手軽さがメリットですが、吸盤が劣化して取れやすくなりがちというデメリットもあります。ガラスに吸盤跡が残りやすく、こまめなチェックと窓拭きが必要です。

フロントガラスとダッシュボードの間に広げて置くだけのタイプもあります。置くだけなので設置が容易です、車に装備されているサンバイザーに挟んで設置するタイプもあります。手軽さが魅力ですが、窓を覆いきれずに直射日光が隙間から差し込んでしまうこともあるので注意が必要です。

窓上部にロール状のサンシェードを取りつけ、使用時に映画館のスクリーンのように引き下ろして使用するタイプのものもあります。引き下ろしたサンシェードは吸盤や固定金具を使って固定しますが、設置するには場所をとってしまうので、小型の自動車の場合は若干窮屈さを感じさせる場合もあるかもしれません。

基本的には好みで選んでしまって問題ありませんが、どのタイプも一長一短があるので、そのことを踏まえた上で選ぶとよいでしょう。サンシェードはカー用品店で購入できるほか、
100円ショップなどで取り扱われているものもあります。車種によってはオプションで購入できる純正品もあります。純正品だけにサイズはピッタリなので遮断性は高く、車との統一感もあるのでスタイリッシュに使うことができます。

まとめ

サンシェードは外から車内を見えにくくするだけでなく、車内の室温の上昇を抑制する効果もあるアイテムです。車内温度を上げる要因となるダッシュボードの発熱も抑えることができるので、車内での熱射病対策としても有効です。

最近はデザイン性の高いサンシェードも豊富で、自分の好みに合わせていろいろなタイプのものから選ぶことができます。

選び方は自由ですが、あくまで本来の用途は直射日光を遮断して室温上昇を抑えることにありますので、自分の車のサイズに合わせて、きちんと日光を遮断してくれるものを選択するようにしましょう。

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