バッテリー上がりの原因と対処法、そもそもの対策

calendar_today 2020/07/21

バッテリー上がりの原因と対処法、そもそもの対策

バッテリー上がりは寿命以外にちょっとしたことで起きる可能性があります。一方、バッテリーが上がるとエンジンがかからなくなったり、ライトがつかなかったり、車を運転できなくなります

ここではバッテリー上がりの症状や原因、そして対処法・対策を解説するので参考にしてみてください。

バッテリー上がりの症状

バッテリー上がりとは、バッテリーの中の電気が減少してしまう状態です。このため、バッテリー上がりの症状として電気部品が正常に作動しなくなることが挙げられます。

まずエンジンがかからなくなります。エンジンはセルモーターが作動して動き出します。しかしこのモーターへの電力供給が不十分になるので、エンジンを動かせなくなるわけです。

またライトやランプもつかなくなります。いずれもバッテリーから供給される電力によって点灯します。バッテリー上がりを起こすと、ヘッドライトやウィンカー、室内用などがつかなくなります。

さらに電装品も動かすことができません。具体的には運転席のメーター類、パワーウィンドウ、ラジオ、オーディオなどです。また最近ではリモコンキーの採用されている車種もあるでしょう。

バッテリーが完全に上がってしまうと、ドアを開けられなくなることも考えられます。

バッテリー上がりの起きる原因

バッテリー上がりの起きる原因ですが、いくつかあります。

まずは夜間運転したときにヘッドライトを切るのを忘れてエンジンを切ったためです。この状態で長時間放置すると、バッテリーの電力がどんどん消耗されてしまいます。その結果、電気が失われてバッテリー上がりの状態に陥ります。

半ドアもバッテリー上がりの原因です。ドアが開いていると、室内灯がついたままです。つまり自分では閉めたつもりでも半ドアのままだと室内灯が点灯したままで、バッテリーの電力をどんどん消費してしまうわけです。

また停車中にエンジンはかけずにエアコンをつけっぱなしにしていると、バッテリーの電気を使ってしまいます。長時間エンジンをストップさせた状態でエアコンをかけ続けるのは控えたほうがいいです。

長期間車を運転していないとバッテリー上がりを引き起こすことがあります。これは自然放電のためです。車は一切動かしていなくても徐々に放電してしまうからです。車を動かしていれば走行中に充電できるのでいいですが、久しぶりに車を運転する場合、なかなかエンジンがかからない場合もあります。

バッテリーの寿命も考えられます。一般的に2〜4年も使い続けていると寿命を迎えるといいます。3年間バッテリーを交換していない、頻繁に車を運転しているのに蓄電できていない場合には交換の時期に差し掛かっていると考えるべきです。

対処法

バッテリー上がりの対処法としてよく知られているのは、ジャンピングスタートです。これはほかの車のバッテリーから電気を一時的に分けてもらうことでエンジンを動かす方法です。

ブースターケーブルを使って2台を繋ぎ合わせ、セルモーターを動かします。ケーブルは2色あり赤はプラス、黒はマイナスのプラグにつなぎ合わせます。

この時乗用車であれば、救援車も乗用車を準備することです。ほかの車両だと電圧が異なるので、ジャンピングスタートできないためです。例えば乗用車とトラックを繋いでも動かせられないので注意しましょう。

もし救援車が近くに見つからなければ、ロードサービスを利用するのも一考です。

JAFのほかにも自動車保険に加入していれば、ロードサービスがついているかもしれません。受付デスクに連絡して、バッテリーが上がってしまったこと、サポートしてほしい旨を伝えます。JAFの場合、メールなどでも申し込み可能です。

この時現在地を伝えましょう。住所がわかればいいですが、わからなければ地名だけでも近くに目立つ建物などを伝えれば問題ありません。

その時々の交通状況にもよりますが、大体1時間もすれば現場に到着してくれるはずです。

バッテリー上がり対策

バッテリー上がりを起こさないようにする対策として、まず定期的に車を動かすことが大事です。エンジンを動かすことで充電されるからです。

定期的なペースで30分くらいドライブするといいです。もし運転することができなければ、アイドリングの状態でしばらく放置しているだけでも充電は可能です。

エンジンをかけることで充電できますが、何らかの事情でエンジンを動かせない場合には充電器を使用する方法もあります。専用の充電器がありますので、こちらを使って定期的に充電してみましょう。

バッテリーは以前に紹介したように、いずれ寿命を迎える消耗品です。大体2〜4年くらいで交換時期を迎えます。この時期に差し掛かっているようであれば、バッテリー上がりが起こる前に交換してしまうのも一つの方法です。

バッテリーが上がると先ほど紹介したように救援車を迎えないといけない、ロードサービスを利用しなければならなくなります。手間やコストもかかるので予防的処置として交換がおすすめです。

まとめ

バッテリー上がりが起きると、車が動かず立ち往生しかねません。

バッテリー上がりは定期的に車を動かしたり、交換時期に新しいものに取り換えたりすることで十分対処できます。

また突発的にバッテリーが上がってしまった時のために、JAFやロードサービスなどどこに連絡すればいいかについても事前に調べておきましょう。

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