運転免許証を取りに教習所に通い始めたという人もいるかもしれません。そろそろ免許センターで本試験という方もいることでしょう。
運転免許取得が見えてくると車が欲しくなるものです。最初は家族が乗っている車を運転させてもらおうという気持ちの人もいると思いますが、自分用の車を購入したい人もいます。
初心者が車を購入する場合、いくつかのポイントを抑えておきたいものです。やはり運転しやすくて安全性の高い車にするのが一番ですが、とにかくたくさんの種類がありますから、その中から自分に合ったものを探すのは簡単ではありません。
そこで初心者におすすめの車や選び方のポイントをまとめてみました。
初心者でも乗りやすい車選びのポイント
初心者におすすめの車の代表格はコンパクトカーです。
初心者の場合、車幅間隔がつかめるまで時間がかかるので、大きな車はぶつけてしまうことが多いです。車庫入れに失敗してせっかくの新車を傷つけてしまった、このようなことにならないために、やはり最初はコンパクトカーがおすすめです。
コンパクトカーを選ぶ際には、小回りがきく車を優先的に考えることをおすすめします。
例えば軽自動車が小型車よりも車幅が狭いため、より小回りがききやすいです。日本は細い道路が多いので、小型車でもすれ違うときにぎりぎりになってしまうことがあります。軽自動車なら狭い道でもスイスイ走ることができるので、初心者でも楽に運転できます。
ナビ標準装備の車もおすすめです。
カーナビがあれば、目的地までの道案内を確実にしてくれるので、迷う心配がありません。スマートフォンを使えばいいんじゃないの?という人もいますが、専用のカーナビは「走行可能な」道路を案内してくれます。スマートフォンの地図アプリの場合、時折車が通れないような道を案内することもあるので、やはり専用のカーナビがついている車をおすすめします。
安全性能が高い車もおすすめです。
現在、自動ブレーキなどの安全装備がほとんどの車に標準装備されるようになりました。中でもいわゆるサポカーと呼ばれる車が狙い目です。
サポカーは国土交通省が一定の安全基準を満たした車に対して付与するもので、自動ブレーキだけでなく、車間距離を調節しながら運転をサポートする自動運転システムなど便利な機能が搭載されています。運転経験が浅い初心者には心強い機能です。
初心者におすすめのコンパクトカー選びのポイント
- 小回りがきく
- ナビ標準装備
- 安全性能が高い
初心者におすすめの車
初心者でも乗りやすい車を選ぶ際、具体的にどのような車が良いのか、いくつか候補をピックアップしてみましょう。
その中から自分に合った一台を見つけると良いかもしれません。
ホンダ N-BOX
軽自動車、普通車の枠を超えて人気があるのがホンダのN-BOXです。
トールワゴンタイプのN-BOXは単身、ファミリー層それぞれで人気があります。あらゆる年齢層の人たちに人気があるのは、それだけN-BOXが魅力的だからです。N-BOXを運転してみるとわかると思いますが、視界が広く軽自動車とは思えないコクピットになっていることです。
N-BOXの安全装備も充実しています。衝突安全ブレーキに加えて、ミリ波レーダーで前方の車の動きを捉えて車間を保持する機能も搭載されています。安全面でも本来の規格の枠を超えているので、とても運転しやすい車だと言えるでしょう。
ボディは大きく見えますが、実際はかなりコンパクトに仕上がっています。細い道でも取り回しがよく、すれ違う際も、小型車よりも車幅が小さいのでスムーズな運転が可能です。
バラエティ豊かなラインナップで、スポーティな外観を重視したカスタムと、標準的なスタイルの2つから選べます。ターボエンジンを搭載したタイプもあり、高速走行もパワフルです。
日産 デイズ
もう一つのおすすめは日産のデイズです。カテゴリ的にホンダのN-BOXと競合します。
やはりこの車も視界が広く設定されているので、運転席に座ってみるとその広さに驚かされます。開放的な室内空間とは対象的に車体はコンパクトなので、小回りがよくききます。
安全装備もN-BOXに勝るとも劣らない先進装備が満載です。カメラで前方の車の動きをとらえて緊急ブレーキをかける衝突安全ブレーキに加えて、車線を逸脱しないようにサポートする機能も搭載されています。
デイズの特徴として、アラウンドビューモニターが搭載されています。これは360°の方向が確認できるようになっていて、障害物を避けながら車庫入れができるようになっています。
トヨタ アクア
低燃費と運転のしやすさを求めるなら、トヨタアクアもおすすめです。
小型車に分類されますが、ハイブリッド機能により低燃費を実現しています。安全装備はトヨタならではで、サポカー認定されていることからも、安全性の高さがわかります。
まとめ
運転に慣れないうちはコンパクトカーからスタートすることをおすすめします。
ある程度運転に慣れてからワンランク上のタイプを狙うというのもよいかもしれません。
各社とも安全装備には常に力を入れているので、安全面ではそれほど大きな差はありません。