エニカは他のカーシェアリング会社が運営するサービスとは違い、個人がカーシェアリングを行うアプリです。
サービス開始2年後の2017年時点では、会員が9万人、登録車が3500台程度でした。
現在は着実に規模を拡大していますが、他のカーシェアリングと比べるとマイナーなサービスだと言えるでしょう。
エニカの特徴
エニカはIT大手のDeNAが管理・運営している個人カーシェアリングサービスで、まだアプリがリリースされてから数年しかたっていないこともあって、知名度がそれ程高くありません。
エニカの特徴は、クルマを提供する側(オーナー)が利用条件を設定し、それを見て利用する側のドライバーが自分の希望に合ったクルマを契約することです。
つまり、アプリ自体はマッチング機能を持っているだけで、実際のシェア作業は個々の会員が行うことになります。
このために、オーナー側は副業としての収入が見込めますし、利用者側は一般のカーシェアやレンタカーよりもリーズナブルに利用できます。
サービス
エニカの利用方法は全てWEB登録になります。スマホやパソコンに専用のアプリをインストールして、個人情報と必要な項目を記入するだけでカンタンに会員になれます。
もちろん、入会費も月会費も無料です。ですから、アプリを入れたまま利用しなくても全く問題がありません。お試しでも、安心して登録できるでしょう。
なお、オーナーの方は自分のクルマの情報を条項にそって詳しく記入します。この部分をしっかり行っておかないと、利用者が付きませんのでご注意ください。
オーナー規約についてもしっかりと把握しておかないと、実際のカーシェアでトラブルが発生してしまいます。ココはビジネスライクに、個人でしっかりと対応する必要があります。
こうして準備が整ったら、あとは実際に利用するだけです。
ドライバーの方は、クルマが必要になったときにスマホで近隣のオーナーを検索します。その時に、車種や利用日時や料金などを絞って検索します。
目当てのクルマが見つかったら、オーナーに「予約リクエスト」をして返事を待ち、予約が取れたらオーナーとクルマの受け取り場所などをメールで話し合って、クルマを受け取ります。
利用料金の支払いは、アプリにクレジットカード払いの設定がなされています。オーナーには、アプリ使用料金10%を差し引いた金額がすぐに振り込まれますので安心です。
利用者は約束の時間にクルマを返却すればOKです。時間延長の際もルール通りに清算しますので、基本的に大きなトラブルにはなりません。
おすすめポイント
まず、エニカの利用者はかなりリーズナブルにカーレンタルできるというのがおすすめポイントです。
そして、クルマを提供する人はいわゆるフランチャイズのオーナーとして収入を得られることになります。
DeNA SOMPO Mobilityが1人1人の利用状況を逐一チェックしていて、健全なカーシェア環境に努めています。
損保ジャパンか東京海上日動の1日自動車保険が必ず設定されるので万が一の事故にも的確なサポートが得られますし、365日のカスタマーサポートがどのようなトラブルも解決に当たります。
かなりキッチリとしたルール設定と確かなサポート体制ですので、副業としては安心・安全の営業だと言えるかもしれません。
また、オーナーと利用者が契約を交わすごとに、いつの間にか仲間意識が高まることもあります。クルマを介して、カー仲間のコミュティーを作れるのもエニカのおすすめポイントです。
レンタカーやカーシェアではちょっと見られない個性的なクルマやカスタムカーに乗ることもできます。オーナーはマイカーをほかの人にホメてもらったり感謝されたりするとうれしいものですし、利用者も個性的なクルマを楽しむことができます。
さらに、一般のカーシェアサービスやレンタカー業者がカバーしていない場所にオーナーがいる場合があります。
ちょっと観光で奥地へ行ったとしても、スマホで近隣のオーナーが見つかるかもしれません。
今後は、こういった現地調達の利便性が増していくと期待されています。
エニカの評価・評判
エニカのユーザーの口コミも確認しておきましょう。
女性ドライバー(30代)
スマホにアプリをダウンロードしたら、とても簡単に会員登録できました。これでいつでもクルマが調達できて安心です。
男性ドライバー(20代)
このアプリで、僕のようなフリーターでもフェラーリでデートが楽しめるんです。しかもかなりリーズナブルです。
男性ドライバー(30代)
オーナーさんとの連絡もアプリでできますから、いつの間にか親しみがわいてきてちょっとした知り合いになってしまいました。
まとめ
エニカはカーシェアのマッチングアプリですので、出会いアプリ同様に、個々の会員の自由で契約できるメリットがあります。
仲介手数料はオーナー側の料金10%の手数料のみで、かなりリーズナブルなカーシェアリングが可能になっています。今後、利用範囲が拡大すると期待されています。