スバルの車というとスポーティな車種が多いです。その中でも運転性能というところで比較した場合、WRX S4はおすすめのモデルの一つになるでしょう。
エンジンパワーを自由に調節できるので、どのような道を走行する際にもハイパフォーマンスが期待できます。
また、最新鋭のテクノロジーを駆使しているので、長距離ドライブでも体に極力負担のかからない造りになっています。
スバルの中でもトップレベルのスポーツセダンと高く評価されている車種です。
WRX S4の特徴
WRX S4にはアイサイト・ツーリングアシストが全車に標準装備され、アクセルやブレーキ、ステアリングの操作をアシストしてくれます。
しかも高速道路におけるどの車速域でもアシストしてくれるので、長距離運転や渋滞など、どのようなシチュエーションでもドライバーの負担が軽減できます。
WRX S4は、STIと兄弟車という関係です。このため、基本骨子がしっかりしているのも特徴の一つです。
国内のスポーツセダンでも最高峰の走りが期待できる、とドライバーの間で人気です。ステアリングを動かすと思いのままに車をコントロールできるので、ドライブ本来の楽しみを堪能できるでしょう。
後部座席の乗り心地にも追及しているところも、WRX S4が人気の理由の一つです。
後部座席は音がうるさい、振動がひどいといった車種もしばしば見られます。しかし、WRX S4は後部も優れた静粛性があります。このため、長時間車内で快適に過ごせます。
歴史
WRX S4の元になっているのは、WRXコンセプトです。2013年のニューヨーク国際オートショーで発表された車をベースにして、開発されました。
WRX S4は2014年に販売され、当初は海外で、日本では数か月遅れて販売を開始しました。2020年現在、この初代モデルが現行車両です。
兄弟車としてWRX STIも販売されていましたが、日本国内向けではSTIの注文受付を2019年12月23日をもって終了しました。STIに搭載されていた、水平対向エンジンの生産終了に伴う販売終了でした。
しかし、WRX S4については、2020年現在、受注受付を継続しています。
ちなみに、WRXというのは、世界ラリー選手権の「WRC」のWRとレオーネのスポーツグレードで採用されていた呼称である「RX」の両者を組み合わせて作られたブランド名です。
燃費
WRX S4には、2.0リッターのハイパフォーマンスエンジンが搭載されています。最高出力は300psということで、2.0リッターエンジンの域を超えるパフォーマンスを有しています。
このように言われると、燃費は度外視というイメージがあるかもしれません。しかし、これだけのパワフルなエンジンの割には、燃費は実用的な範囲に抑えられています。
WRX S4の燃費のカタログ値を見てみると、リッターあたり12.4〜13.2kmです。
実燃費についても、インターネットでいろいろとコメントが投稿されています。その内容を見ると、大体9〜10km程度が相場のようです。
パワフルでスポーティな走りのできる車の割には、燃費は十分と言えます。走り方を工夫すれば、リッター2桁の燃費も十分可能です。
走りと燃費の両立をしているような車を探しているなら、スバルのWRX S4はおすすめと言えるでしょう。
デザイン
エクステリア
WRX S4のエクステリアは、見ているだけでも楽しめるような美しいフォルムをしています。
スポーツセダンと言えば、流麗でできるだけ空気抵抗を低減するような滑らかなフォルムが特徴です。そのイメージを忠実に再現できていると言えます。フロントマスクも精悍で、いかにも走りそうなイメージがあります。
ダイナミックで躍動感のある車です。一方で、ソリッドな質感もあるのがWRX S4の特徴の一つです。どっしりとしたテイストもあり、安心して運転できるような印象も見受けられます。
また、近年のトレンドもしっかり押さえられています。たとえば大型ホイールを搭載しているのですが、こちらは近年流行しているスタイルです。
スポーティで高級な車、その中で今どきのおしゃれな感じもさりげなくちりばめているところが憎いです。
インテリア
インテリアについては、ラグジュアリーなテイストを随所にちりばめています。
たとえば、シートやステアリングホイールについては本革製を採用しています。革を使っているので、それだけでも高級感があります。
インテリアデザインをブラックで統一することでまとまった、しかもクールで大人のおしゃれな印象があります。
インパネで目を引くのは、マルチインフォメーションディスプレイ付 ルミネセントメーターです。
メーターパネルには、ホワイトルミセントという照明を使っています。目に優しく視認性にも優れているので、夜間走行する際でも一目で必要な情報を把握できます。
立体的なベゼルでメーターを構成することで、精緻さの印象を強めています。