A4の車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2021/03/01

ドイツのアウディ・A4(エーフォー)は、現在5代目モデルがリリースされている世界的な人気セダンです。

A4の前身であるアウディ80を合わせるとすでに7度のフルモデルチェンジを経験し、世界の累計販売台数が1200万台を超えるアウディの代表モデルであるとともに、世界をけん引するDセグメントモデルです。

アウディ A4の特徴

ドイツの自動車メーカー・アウディの中心的モデルA4はDセグメントのセダンで、機能性重視のデザインでありながら、ヨーロッパ特有のオシャレなセンスに満ちたクルマです。

全長4735mm・全幅1840mm・全幅1430mmと余裕たっぷりのボディサイズで、キャビンスペースがたっぷりと確保されています。大人が5人乗って長距離ドライブに出かけても、全く余裕の居住性を提供してくれる高級サルーンです。

このコンセプトは5世代を通して貫かれていて、卓越した走りと快適性の両面を兼ね備えた実用的なクルマです。

5代目A4の特長は、先代モデルよりも一回りボディサイズをアップさせたこと、ホイールベースも広げられていて、より後部座席に空間が広くなっていることです。これによって、乗り心地がワンランク向上しています。

実際にコックピットに乗り込んでみると、まずドライビングポジションが高めになってることに気が付くでしょう。ワイドなフロント・サイドのガラス窓は視界が広く、ロングドライブでも疲れにくいです。

インパネのデジタル計器は非常に視認性が高く、AIアシストのドライブ&インフォテイメントシステムで次世代ドライブが楽しめます。

走行中の乗り心地は上質そのもの、静粛性が高くて外音や路面からの振動をほとんど感じません。滑らかに回るエンジンとパワーロスの少ない駆動系はさすがアウディです。

傾斜のキツイ坂道もラクラク登っていくポテンシャルは圧巻と言えるでしょう。アウトバーンも悪路も安心して走り切れる、頼りになるクルマです。

A4の歴史

初代・B5(1994-2001年)

初代はフォルクスワーゲン・パサートとシャーシを共有してはいましたが、出力110psを発揮する1.9Lディーゼルエンジンなど、1.6〜2.8Lまでのエンジンラインアップでバリエーションを豊富にそろえました。

なお、アウディ独自の4WDシステムで優れた走行スペックを発揮することから、カーレース・シーンでも大いに活躍したことは有名です。

2代目・B6(2001-2005年)

2代目からは独自のB6プラットフォームを投入し、A6と開発コンセプトを一部共有することで、ボディサイズのサイズアップがなされています。

それにより、2代目A4はキャビンスペースが拡張し、居住性の面で向上しました。

また、ステーションワゴンのアバントとカブリオレが追加されています。

3代目・B7(2005-2008年)

日本では『2.0 TFSIクワトロ』や『3.2 FSIクワトロ』が話題を呼び、販売台数も躍進しています。

フロントグリルがバンパーを2分するように大きくはめ込まれた、シングルフレームグリルが強烈なインパクトで、アウディの新たなトレードマークとなりました。

4代目・B8(2008-2015年)

このシリーズで、クロスオーバータイプのA4オールロード・クワトロがリリースされています。

4代目は前輪をフロントノーズいっぱいに前方へ接地し、ホイルベースをぎりぎりまで広げています。それによって、4駆の走行性がアップし、悪路にも強い走りが実現しています。

5代目・B9(2015年-)

4代目をさらにサイズアップして、キャビンスペースがさらに広くなりました。

後席の乗り心地もワンランク快適性を増し、ゴージャスな長距離移動が実現しています。

なお、欧州市場にはCNG(天然ガス)仕様車がリリースされています。

アウディ A4の燃費

A4・2.0TFSIはガソリン・ターボのミラーサイクル搭載ということで、エコドライブ性が向上しています。

吸気バルブの開閉がクイックで、膨張比11.4という高圧縮比からエネルギーロス比が軽減されています。

カタログ燃費・JC08モードが18.4km/Lと、かなりの低燃費を発揮しています。

また、4WDの2.0TFSIクワトロでも15.5km/Lと好成績で、重量1610kgもある車体を苦にしない走りっぷりは見事でしょう。

アウディ A4のデザイン

エクステリア

アウディの外観デザインは従来よりオーソドックスで機能性重視を貫いてきました。

5代目も他メーカーに比べるとおとなしいデザインですが、それはむしろ質実剛健でハイソなエレガントさにあふれています。

ただし、細部では大きな変身を遂げていて、ますフロントマスクの変形ヘキサゴングリルがド迫力です。

グリル上部にエンブレムがはめ込まれ、6辺を基準委放射状にボンネット・LEDコンピのヘッドライト・フォグライト内蔵のガーネッシュグリル・スリット状のロアグリルがセットされていて、それは幾何学的で武骨でさえあります。

リアビューも存在感があって、サイドパネルへ大きくはみ出したテールランプがド派手です。スポイラーからひし形エキパイまで、幾何学的でアウディの頑固さを彷彿させます。

インテリア

コックピットはメカニカルで、ジェット機の操舵席を彷彿とさせるほどワクワク感にあふれています。

インパネは全面デジタルディスプレーで、ドライビング情報も道路情報も立体画像で視認性が高いです。

本革張りのインテリアがラグジェアリー感たっぷりで、シートも豪華で座り心地が抜群です。

ネットなどアメニティは十分で、ロングドライブが楽しくなります。

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