プレミオはトヨタが販売する5ナンバーサイズセダンです。名車コロナの後継車として販売されています。
そんなプレミオの燃費やデザイン、乗り心地などについてレポートしていきたいと思います。
プレミオの特徴
プレミオはトヨタのセダン、コロナの後継車として販売されました。車格としてはカローラよりも上、クラウンよりも下という位置づけになります。
5ナンバーサイズのベーシックなセダンタイプの乗用車で、取り回しの良さや落ち着いたデザインから、比較的高齢の方に評判が良い車となっています。エクステリアデザインは上質感があり、メーカーオプションとしてエアロパーツなどは用意されていません。
2007年に販売が開始された現行の2代目プレミオは、販売当初はローダウンスプリングなどが用意されていましたが、2016年のモデルチェンジで廃止されています。
安全装備は2016年のモデルチェンジでToyota Safety Sense Cが搭載され、2018年のモデルチェンジではToyota Safety Senseへと変更されています。
ラインナップとしては1500cc、1800cc、2000ccがあり、ベーシックなセダンタイプのデザインということもあって、1500ccは社用車としての人気も高い車です。ATのみで、マニュアルトランスミッションのモデルは用意されていません。
トヨタのセダン、アリオンと兄弟車という位置づけで、アリオンと比較するとインテリアデザインにウッド調を採用するなど、高級感がありつつも落ち着いたデザインとなっており、比較的高齢な方をターゲットとしたモデルといえます。
現行で販売されている2代目は、2007年の販売スタート以来、マイナーチェンジが施されているものの息の長いモデルです。
2020年春からは受注生産となっており、トヨタの販売店統合に伴い、この2代目でプレミオは販売終了と噂されていました。
しかし、2020年夏に発行した自動車専門誌では、アリオンが廃止され、プレミオに一本化される形で次のモデルの販売も行われる、というプレミオファンにはうれしい記事が掲載されています。
歴史
1996年にコロナプレミオという名前で販売が開始され、2001年にはコロナの名前が外されてプレミオという車名になりました。
2001年から販売が開始された初代プレミオは、落ち着いたデザインが評価され、2002年にグッドデザイン賞を受賞しています。
セダンが不人気だったなか、すっきりとしたエクステリアデザインや過不足の無い装備で非常に良く売れ、2002年には58,800台の販売台数を誇りました。
2代目は2007年に販売が開始され、5ナンバーサイズがキープされています。
プラットフォームは初代と同様ですが、スマートエントリーシステムや環境性能などが向上しました。エクステリアデザインも大きな変化はありませんが、フロント周りがややシャープになり、ミラーにウインカーが内蔵されるなど、洗練されたものになっています。
2010年、2016年にマイナーチェンジが行われ、エクステリア及びインテリアデザインの小変更、安全装備の追加などが行われました。
燃費
プレミオにはハイブリッド機構などは搭載されておらず、ガソリンエンジンのみのラインナップとなっています。
現行型が2007年の発売開始ということで、比較的古い設計となっており、ハイブリッド車のラインナップは用意されていません。
2輪駆動と4輪駆動のモデルが用意されており、2輪駆動モデルは1500cc、1800cc、2000ccというラインナップです。燃費はWLTCモードで14.4km/Lから17.8km/Lとなっています。
4輪駆動モデルは1800ccのみで、燃費はWLTCモードで14.2km/Lです。実燃費はもう少し下がるようで、現在の車に比較すると、それほど良い数字ではないという口コミが見られました。
デザイン
エクステリア
ベーシックなデザインでありながらシャープなイメージを感じるという魅力的なデザインです。
最近のトヨタ車と比較すると、非常に上品に見えることから口コミでも評判は良く、好意的な評価が多くみられます。
しかし、落ち着いたデザインから面白みがない、高齢の方向けと捉えられることも多いようで、若いうちはちょっと、と敬遠する方もいるようです。
インテリア
5ナンバーサイズではありますが、5ナンバークラスとしてはかなり長い2700mmというホイールベースから、室内空間は余裕のある設計となっています。
パネル周りのデザインが凝っていたり、シートにも工夫が凝らしてあったりと、方々に高級感が感じられる洗練されたデザインです。
インパネ周りはウッドパネルを採用しており、落ち着いたデザインについて良い評価は多くありますが、やはり高齢の方向けに見える、という口コミも見られました。