メルセデスベンツの中でもCクラスは、価格や性能、デザインなどの面でバランスが取れているので、人気の高いグレードです。
それだけに、メーカーとしても装備やデザインにこだわり、時代が変わっても支持される車を送り続けています。
メルセデスベンツはとても歴史のあるメーカーで、それぞれのクラスに特有の背景と個性的な特徴があります。
そこで、人気の高いCクラスワゴンにはどんな特徴があるのかをチェックして、その魅力に迫ることができます。
また、デザインについての考察を深めて、このクラスが打ち出しているコンセプトについて理解するようにしましょう。
Cクラスワゴンの特徴
メルセデスベンツの全クラスの中で見ると、Cクラスは販売台数において3位の実績を持っているクラスです。
安定した人気を誇るクラスで、日本国内での支持も高い状況がずっと続いています。内装のバリエーションも多く、クラス内のグレードも幅広く設定されていますので、それぞれの好みに合わせて選びやすいのが特徴です。
価格の点でもバランスが取れていて、高級外車としての魅力を味わいながらもお得感のある買い物ができるのが魅力となっています。
Cクラスワゴンは、荷物の収納スペースがたっぷりと取られてゆとりのある車内が大きな特徴です。
販売台数としてはやはり通常のセダンタイプの方が圧倒的に多いですが、ワゴンタイプのファンには根強く支持される傾向があります。アウトドアシーンなどで車を有効活用したいという人からの支持が厚く、使い勝手の良い車としても評価されています。
グレードが選びやすいのも特徴で、装備が充実しているため、車に求める機能に応じてチョイスできます。セダンタイプに比べるとオプション設定が少なめとなっていますが、これはできるだけ早く納車できるようにという配慮からなされています。
全体的に、様々なシーンで利用されることを想定して、装備が強化されていて豪華な設定となっているのが特徴とも言えます。
デザイン変遷の歴史
Cクラス自体は1993年に初めてこの名称で呼ばれるようになりました。
その後、4回のフルモデルチェンジを経て現在のモデルとなっています。
4代目は前期と後期に分かれていて、装備やグレードの設定などが異なっています。
初代から2代目までは、エレガンスさが強調された優雅な雰囲気のデザインが特徴となっていました。その後、よりスポーティーさが前面に出るようになり、アグレッシブで力強いデザインが採られています。
効率の良い燃費性能
Cクラスワゴンの燃費はWLTCモードでリッター当たり12から13キロ台を記録しています。
市街地モードでは9.5キロと10キロを割りますが、高速道路モードでは15.3キロまで伸び、全体で見ると平均的な燃費数値となっています。
燃費性能向上のために、アイドリングストップ機能やダイレクト噴射などの技術を取り入れています。
ワゴンタイプはどうしても重量が重くなることや、空力性能がダウンしてしまうという要素があるため、セダンよりも燃費が落ちてしまう傾向があります。それでも、このCクラスワゴンは良い数字を出していると言えるでしょう。
Cクラスワゴンのデザイン
アグレッシブなエクステリアデザイン
Cクラスは3代目になってからスポーティーさが強調されたエクステリアデザインが特徴となっています。
現行モデルも同様で、フロントグリルのアグレッシブなデザインや前のめりなフロント部分のフォルムが印象的です。
フロントからリアにかけて流れるような美しい曲線が描き出されていて、滑らかな印象すらあります。
特にリア付近は柔らかいフォルムを入れているため、フロント部分のアグレッシブな印象を和らげているのが特徴です。
全体的に、高級感と共に躍動感が巧みにマッチされているのが分かります。
高級感あふれるインテリアデザイン
メルセデスベンツならではの高級感を一目で感じられるのは、Cクラスワゴンの良さと言えます。
レザー張りのゴージャスなシートが魅力的です。単に高級感があるだけでなく、人間の体型にフィットさせた作りとなっていてスポーティーなイメージもあります。
それとマッチするように、インパネ類も先進的なデザインが強調されています。Cクラスワゴンでも、他のクラスと同じようにパネル系のオールデジタル化がなされていますので、クールでモダンな印象が感じられます。
センターパネルからコクピット周りにかけては、無駄なものがなくシンプルなデザインにまとめられています。これもインパネのデジタル化によるもので、ボタン類が必要最小限までカットされています。その分クールな見た目が前面に出ているのです。
ダッシュボードからリアの荷室に至るまで、細部までこだわって作られているのがよく分かります。質感が高くメルセデスベンツの意地を感じられるほどの高級感が内装全体に見られるのは、さすがとしか言いようがありません。