歴史や特徴から燃費やデザインまで!キューブの車種情報

calendar_today 2020/09/29

かわいらしい形で人気を博した日産のキューブですが、最初に登場したのは1998年と、今から20年以上も前になります。

個性的なフロントフェイス、全体的に四角いのに丸みを帯びたエクステリアのデザイン、多彩な内装など、従来の車とは一味違ったユニークさが売りです。

発売当初は「月々の携帯電話料金と同じ金額で買える」との文句で宣伝され、リーズナブルなコンパクトカーを代表する存在として一時代を築きました。

そんなキューブも今はもう販売終了となってしまいましたが、日産の誇るこのトールワゴンの歴史を振り返りつつ、その特徴や燃費、デザインなどについて詳しく見ていきましょう。

キューブの特徴

「キューブ」という車名からもわかるように、キューブの大きな特徴はその角張ったボディデザインです。

室内空間の圧倒的な広さもそれまでのコンパクトカーにはなかった特徴。この見た目と広さがキューブの最大の特徴と言えるでしょう。

また、扱いやすさと視界の良さから、女性も含む多くの層に支持されたことも特筆できます。

生産開始10か月で累計台数が早くも10万台を突破し、その後も好調な売れ行きをキープ、2009年には100万台の累計台数を記録しました。

フルモデルチェンジを2回経て、3代にわたって多くの人に愛された車種です。

キューブの歴史

キューブの初登場は1998年です。5ナンバーの5ドア仕様のハッチバックタイプというコンパクトカーとして登場しました。ベースは同じ日産のマーチで、パワートレインとプラットフォームもマーチのそれを流用しています。

ただ、マーチのような形状ではなく、ミニバンのようなボクシーなスタイルで広大な室内空間を持つコンパクトカーにしようというのがコンセプトであり、実際、当時のコンパクトカーのなかでは斬新なデザインと圧倒的な室内の広さで他車とは一線を画しました。

2002年に登場した2代目モデル以降では、ドアやボンネットなどを含め左右非対称のボディが大きな特徴です。乗り心地が良く、燃費性能も良いコンパクトカーとして初代モデルと同様に人気を得、3列シートを備えたキューブキュービックという7人乗りの派生モデルまで登場しました。

2008年に登場した最終モデルではサイズが一回り大きくなったのが特徴で、左右非対称のボディデザインはそのままに、エクステリア・インテリアともにさらに工夫が凝らされたデザインを採用しています。

サイズが大きくなったことで居住性はさらに高まり、多くの層に愛されるコンパクトカーとして相変わらず一定の人気を保っていました。2018年には、コンパクトカーとして初となる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞しています。

ところが、2019年を持ってキューブは生産終了となりました。販売も2020年3月いっぱいで終了しています。22年も続いた歴史が幕を閉じるとともに、日産はトールワゴン市場からも撤退することになったのでした。

キューブの燃費

3代目モデルのキューブの燃費は、登場当時としては低燃費の19.0km/L(JC08モード)です。

ただ、2008年当時ならまだしも、その後、多くの国産コンパクトカーがさらに優秀な燃費性能を実現したため、今の基準で考えるとあまり燃費性能に優れているようには感じないかもしれません。

とはいえ、アイドリングストップ機能はありますし、エコにもある程度貢献していると言えるのではないでしょうか。

キューブのデザイン

エクステリア

先ほどから述べているように、キューブのエクステリアの特徴はその角張ったデザインです。

ただ、角は丸みを持たせているため、あまりカッチリ四角いという印象は受けません。この柔らかく優しい印象が女性から支持された理由でしょう。

また、ボディカラーに11色もの豊富なバリエーションがあるのも特徴です。

インテリア

キューブのインテリアでまず気がつくのが、その広い室内空間です。頭上にも十分なスペースがあり、幅のあるルーフと垂直に近いウインドウと相まって、前席・後席どこに座っても十分なゆとりが感じられます。

それだけでも快適な乗り心地ですが、キューブの乗り心地をさらに良くするのがシートに採用されている素材やデザインです。通常より分厚めのクッションパッドを採用し、柔らかい肌触りを出すために縫製シートによってソファのようなデザインに仕上げられています。

また、ラゲッジスペースも特徴的です。スペース自体も広いのですが、波紋のイメージでデザインされたという小物入れがたっぷり備えられており、収納には事欠きません。収納の数だけでなく、使い勝手も考えられてデザインされているところがポイントです。

さらに、横開きになっているドアもキューブのインテリアの特筆すべき点でしょう。狭い場所に駐車した時でも荷物の出し入れが楽にできますし、手に持つ荷物が多い時も簡単に片手で開閉できるようになっています。主婦層やファミリー層の用途を想定したデザインと言えるでしょう。

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