クラウンハイブリッドは、トヨタの旗艦クラウンのハイブリッドモデル。
クラウンに初めてハイブリッドシステムが搭載されたのは2001年、11代目クラウンに搭載されました。
そんなクラウンハイブリッドについて燃費やデザイン、乗り心地などをお話ししていきたいと思います。
クラウンハイブリッドの特徴
15代目クラウンは、2000CCの補助機構無しターボエンジンモデル、2500CCと3500CCのハイブリッドモデルが用意されています。2500CCハイブリッドモデルのみ、4輪駆動モデルが用意されています。
統一されたコンセプトとして、ユーザー層の若返りを図るべく、様々な部分が見直されています。
一番のセールスポイントとしては走行性能の向上が挙げられます。
ドイツのニュルブルクリンクで足回りを鍛え、ハードな走行もこなせる性能となっていますが、単純に硬いだけでなく快適な乗り心地も両立。
フラッグシップモデルとして安全性能も最先端の物が装備されており、同一車線走行をアシストするレーントレーシングアシスト機能や、道路標識を認識しドライバーに伝えるロードサインアシストが採用されています。
価格としては諸々装備すると800万円を超え、簡単に購入できる車ではありませんが、やはりフラッグシップモデルとしていつかは乗ってみたい車です。
歴史
トヨタクラウンの歴史は古く、初代は1955年に販売が開始されています。
トヨタ車の中では最も歴史のある車の一つで、トヨタの中では最高級車として半世紀以上君臨し続けています。
ステータス性や走行性能、静粛性などが飛びぬけており、いつかはクラウンに乗りたい、という方も多くいるのですが、そう考えるのはやはり高齢の方が多く、ユーザーの高齢化が進んでいました。
現在販売されているのは2018年に発売が開始された15代目、50代から60代がメインというユーザー層をなんとかするべく、若い方にもアピールできる車となるよう一新されています。
クラウンハイブリッドの燃費
15代目クラウンのラインナップとしては、おおまかに分けるとハイブリッドモデル2車種とガソリンオンリーのモデル1車種が販売されています。
JC08モードでの燃費は、2500ccハイブリッドモデルは24km/L、3500ccハイブリッドモデルは18km/Lとなっています。4輪駆動モデルとしては2500ccがラインナップされており、こちらは21km/Lとなっています。
参考までに2輪駆動2000ccガソリンオンリーのモデルは12.8km/Lです。ハイブリッド機能の無い2000ccモデルは一般的な燃費ですが、ハイブリッドモデルはさすがの低燃費です。
3500ccモデルは車両重量が2175kgというかなりのヘビー級ですが、18km/Lというのは驚異的、軽自動車並です。
ただし3500ccモデルについてはガソリンはハイオクを使うので、燃費が良いとは言えお財布には少々厳しいのですが、それでもガソリンスタンドに寄る頻度が減るというのは煩わしい思いをせずに済みます。
遠出の際、スタンドが見つからずハラハラする、ということも少なくなるでしょう。
デザイン
エクステリア
前のモデルまでは3種類あったラインナップが、今回のモデルからは1種類に統一されました。今回のモデルは、力強さがありつつもスポーティーな感じも受けるデザインとなっています。
前のモデルから継続しているフロントグリルですが、エッジが少なくなり前のモデルに比べるとすっきりした印象を受けます。
昨今ではこの大きなフロントグリルがクラウンのアイデンティティとなっており、、ぱっと見てクラウンだ、とわかるアイコンとなっています。
しかしこの大きなグリルには賛否両論があり、どうにも受け入れられない、とカムリを購入する方もいらっしゃるそうです。
また、ウインカーは、いわゆる流れるライトが採用されており、若い方にも受けるのではないでしょうか。
インテリア
クラウンハイブリッドはトヨタのフラッグシップモデルだけあって、インテリアにも凝っています。
室内空間は広く座席もゆったり座れてホールド性も抜群、運転席も快適ですし、後部座席にVIPを迎えても問題ありません。樹脂が使われているもののわかりにくくなっており、インテリア全体に高級感を感じます。
座り心地やさわり心地のこだわったシートで空調も各座席ごとに調整できるという凝った仕様、エントリーグレードでも満足いくインテリアになっています。
最上級グレードになるとスエード調の高級素材であるブランノーブを使用したシートが使われており、インテリアカラーも特別な物が選択可能になるなど、やはりこちらも所有したという満足感を味わえます。
口コミでもインテリアについては満足感が高い物が多いのですが、以前のモデルと比較すると統一感が無く、正常進化ではなく新たなクラウンという感じになった、という意見もありました。