新アウディQ3ラグジュアリーSUVは、アウディ最小のプレミアムSUVとして新たなベンチマークとなる存在。
セダンとスポーツバックの新モデルは従来よりもさらに大きくなり、最大70Lものトランクスペースを確保しているのが印象的です。
クーペのようにすっきりとしたフォルムをシームレスに融合させて大胆に広がりを持たせたヒップとショルダーを持つプロポーションは、独自の個性的で魅惑的なスタイルを持つコンパクトでラグジュアリーなSUVに仕上がっています。
街中での操縦性、田舎道での俊敏性、高速道路でのバランスを向上させた新型Q3の乗り心地は、日常使いの快適性も高め、でこぼこ道でも安心して走れるようになりました。
存在感のあるSUVスポーツ、アウディQ3
ドライバーが運転状況や路面状況、個人的なニーズに応じて新型Q3の特性を変えられるシステムを有し、快適性を重視した高効率な走りから、アウトドアのスポーティな走りまで、6つのプロファイルが用意されています。
また、運転支援や安全装備も標準装備には事欠きません。ANCAPの5つ星の安全評価を取得しており、AEB (自転車・歩行者検知機能付き自律型エマージェンシーブレーキ)、車線逸脱警報、車線変更警報、タイヤ空気圧モニター、パーキングセンサー、リアビューカメラなど、最高なレベルの安全性と運転支援機能を標準装備しています。
デイタイムランニングライトを備えた彫刻的なディテールのLEDヘッドライトは、交差点進入時にナビゲーションデータを利用してサイドイルミネーションを追加するジャンクションライティングなどのインテリジェントな機能を搭載しており、リアランプには掃引感のあるダイナミックインジケーターを採用しています。
アウディQ3の歴史
2011年に上海モーターショーで世界初公開された翌年、日本市場でも初代の販売が開始されました。
日本ではガソリン車のみでしたが、2.0Lのquattro 211PSと170PSの2種類が発売され、2014年には限定モデルのS-lineシリーズも投入されました。
以降毎年のように限定モデルや改良モデルの投入や、部分的な仕様変更などを繰り返し、2018年に欧州で2代目が発表されました。
日本での販売開始は2020年夏でしたが、セダンで1.5Lのガソリン車3種と2.0Lディーゼル車2種、スポーツバックで1.5Lのガソリン車2種と2.0Lディーゼル車1種のラインアップで販売開始されました。
アウディQ3の燃費
新型Q3のエンジンは、1.5L TFSIと2.0L TDIの2種類から選択できますが、いずれも7足Sトロニック制御で得られる瞬時の変速が、最も効果的にエンジンのパワーを路面に伝えます。
1.5L TFSIエンジンでは燃費とパワーを両方とも高めるためにCOD(シリンダーオンデマンド効率システム)を採用し、燃費とCO2排出量を低減させています。
カタログ値では市街地で11.1km/L、郊外で14.3km/L、高速で16.0km/Lですが、ユーザーレビューを参照しても街乗り平均で9-12km/L、高速で12-14km/Lと非常に高い評価を得ています。
アウディQ3のデザイン
エクステリア
アウディの独自の八角形なシングルフレームグリルと大きなエアインテークがフロントエンドに個性を加えています。
デイタイムランニングライトを備えたフルLEDヘッドライトは、彫刻的なディテールを表現し、SUVの特徴が豊かななショルダーラインを形成しています。
また、アウディのDNAであるクワトロからインスピレーションを得た筋肉質なホイールアーチが、Q3をさらにワイドに見せるとともに、急勾配のリアピラーが前方への突き上げ感を演出し、長いルーフエッジスポイラーがそれを支えています。
ヘッドライトとリアライトには、左右対称のライティンググラフィックが施され、このモデルのデザイン性を強調。Q3スポーツバックはセダンより全長が長く、シート高も30mmは低いという異なる個性を持っています。
幅はセダンと同じですが、低く掃き出されたルーフラインと広がったホイールアーチが、よりワイドでアグレッシブな印象を与えています。
インテリア
シャープなデザインはインテリアにも引き継がれ、あらゆる面が慎重に検討されて美しく仕上げられており、ダッシュレイアウトはドライバーの手が届きやすい位置にすべてを配置し、重要なナビゲーションや車両情報も一目で確認できる場所に配置しています。
ボタンに触れるだけで主要なドライバー情報を表示することが可能なアウディバーチャルコックピットを前面と中央に配置し、左側に追加スクリーンを配置することで、すべての機能が簡単に手の届くところに配置されています。
3人乗りのリアベンチは、縦方向に130mmも動かすことができ、3分割された背もたれは7段階に傾けることも可能。ラゲッジコンパートメントの容量は530〜1,400リットルで、さまざまなライフスタイルが求める多様性を実現します。
電動テールゲートにはジェスチャー・コントロールが搭載されており、手が空いていないときはバンパーの下で蹴るような動作でテールゲートが開きます。