事故を起こしたときに助かる、ロードサービスとは?

calendar_today 2020/12/11

事故を起こしたときに助かる、ロードサービスとは?

自動車を利用していると、突然のトラブルに見舞われる可能性もあります。

例えば、タイヤのパンクがした、エンジンがかからない、落輪してしまった、ガス欠になってしまったなど、様々なことが挙げられます。

自分一人では対応できない場合、こうしたトラブルに見舞われるとパニックになってしまうかもしれません。

このような状況に対応するため、自動車保険ではロードサービスと呼ばれるオプションが組みこまれていることがあります。

ロードサービスとは

ロードサービスとは、車がトラブルに見舞われた際、現場に駆けつけ、応急処置などのサービスを行ってくれるものです。呼び方や名称は異なりますが、任意で加入する自動車保険に組みこまれています。

ロードサービスは、基本的に車両保険の加入の有無は関係なく受けることができます。しかし、場合によっては、車両保険の加入が条件となっていることもあります。保険加入時に、契約内容を確認しながら検討しましょう。

運転者の不注意だけでなく、車のトラブルは突如起きる場合があります。普段から車をさわることが好きな人は、こうしたトラブルにも一人で対応できるかもしれません。

しかし、一人ではお手上げ状態となってしまうシチュエーションでは何らかのサポートが必要になり、そこにかかる費用は自己負担となってしまいます。

ロードサービスは月々支払う自動車保険料の特典サービスとして利用できるので、費用面の負担が軽くなります。保険会社によっては、様々なサービスを無料で受けることもできます

自動車の運転では、「かもしれない」という予測が鉄則です。「トラブルが起きるかもしれない」と考え、このようなサービスをつけることが大切と言えます。

ロードサービスの内容

ロードサービスの内容は、保険会社によって様々です。ほとんどの会社で共通しているサービスのほか、独自で行っているものもあります。

基本的なサービスとして付与されている代表的な例が、バッテリーが上がった際の対応です。

バッテリーが上がった場合、エンジンがかからなくなってしまいます。バッテリーの充電は自分で行うことも可能ですが、操作に不安がある人はロードサービスに連絡した方がスムーズです。

また、車内に車の鍵をさしたままでオートロックがかかり、鍵を車内に閉じこめてしまうというトラブルもあります。最近ではスマートキーで開閉することも増え、鍵の電池が切れているというケースもあります。

このような場合、無理矢理自分で開けようとすると防犯装置が作動し、大きな警告音が鳴り響いてしまいます。こうした事態でも慌てずに、ロードサービスへ連絡することで、対応することができます。

車が側溝などに落ちた場合も、ロードサービスは速やかに対応してくれます。ジャッキを使ったり、ハンドルを切ることで一人で対応することも可能ですが、運転技術などに自信がない場合、事態をさらに悪化させることにもなりかねません。

ロードサービスでは、様々なパターンの落輪に対応してくれます。レッカー移動も行ってくれるので、安心かつ速やかに対応してくれるでしょう。

ほかにも、旅行先でトラブルが起きた場合に、その際にかかった帰宅費用や宿泊費用などのサポートを行ってくれます。

このように、事故やそれによって生じる問題にも対応してくれるのが、ロードサービスなのです。ただし、保険会社によってサービス内容の細かな部分が異なる場合があるので、しっかりと内容を確認しておくことが大切です。

使っても保険の等級はダウンしない

自動車保険にはノンフリート等級が存在します。事故を起こすと等級が下がり、翌年の保険料が高くなってしまいます。

そのため、ロードサービスを利用することで、等級のダウンと保険料のアップにつながるのではないかという疑問が湧いてきます。

しかし、ロードサービスの利用は等級や保険料に関係ありません。等級が下がる基準は、「保険料が支払われる事故」であることです。

そのため、車のパンクや鍵の閉じ込め、ガス欠であれば、自分の車に保険金が発生するということがありません。こういったトラブルは保険金が発生するものではないので、等級は下がりません。

ただし、注意しなければならないのは、ロードサービスを受け、なおかつ自動車の修理をするために車両保険を使った場合です。

車の修理で保険金を請求した場合は、当然、保険料が支払われ、等級は下がってしまいます。自分の車だけではなく、トラブルによって他の車を巻き込み、相手の損害を賠償するために保険金をを請求する場合も同様です。

このように、ロードサービスを受けたから保険の等級が下がるのはなく、その過程で保険金の支払いが発生したか否かが基準となります。

まとめ

自動車のトラブルは、いつどこで起きるかわかりません。そのため、ロードサービスはドライバーにとって心強い味方となってくれます。

ロードサービスをつける場合は、自動車の利用スタイルなどで比較しながら、サービスの充実度を確認して検討するといいでしょう。

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