プラグインハイブリッド車(PHV)とは?メリット・デメリットを解説

calendar_today 2021/03/19

プラグインハイブリッド車(PHV)とは?メリット・デメリットを解説

エコカーは環境に優しいだけでなくお財布にも優しいということで、引き続き多くのドライバーから高い支持を獲得しています。

日本国内で圧倒的なシェアを誇るエコカーと言えばハイブリッド車(HV)でしょう。

ハイブリッド車はガソリン車と比較して燃費が良いというメリットに加えて、駆動音の静かさなども評価されており、多くの自動車メーカーがハイブリッド車の開発に取り組んでいます。

そうした高い需要がある中で、近年新たに登場したエコカーのカテゴリーが「プラグインハイブリッド(PHV)」なのです。

プラグインハイブリッド車(PHV)とは?

「プラグインハイブリッド車(PHV)とは?」「普通のハイブリッド車と何が違うの?」という疑問を持つ人は多いことでしょう。

プラグインハイブリッド車とは、外部から充電できる機構を搭載したハイブリッド車のことです。

普通のハイブリッド車は、ガソリンエンジンがメインの動力となっており、電気モーターは低速時の加速補助というのが主な役割となっています。モーターを動かすためのバッテリーへ直接充電する方法はなく、ガソリンエンジンからの充電や走行中の回生エネルギーによって充電をする必要があります。また、電気システム用のバッテリーは充電容量がそれほど大きくありません。

一方、プラグインハイブリッド車は電気だけでも航行できるよう、容量の大きなリチウムイオンバッテリーを採用しています。

一般的なハイブリッド車の容量ではわずか数kmしか走行ができません。一方、プラグインハイブリッド車は電気モーターだけで20km以上も連続走行することが可能なのです。これはプラグインハイブリッドの持つ大きな強みということができるでしょう。

プラグインハイブリッドを選ぶメリット

プラグインハイブリッド車の持つ最大のメリットは「燃費が良い」という点でしょう。

一般的なハイブリッド車の場合、燃費は30から35km/L前後が一般的です。一方、プラグインハイブリッド車なら燃費はカタログ値で60km/L以上ということも珍しくありません

もちろん、電気チャージを行う分、電気代の支払いは必要となるものの、それらを勘案しても燃料費はかなりお得になるということができます。毎月の維持費をお得にしたいという人にとっては非常に嬉しいポイントと言えるでしょう。

「補助金制度が活用できる」という点もプラグインハイブリッド車を選ぶメリットでしょう。

政府はエコカーの購入をサポートするため「クリーンエネルギー自動車導入事業補助金」という制度を制定しています。プラグインハイブリッド車はこの制度の対象となっており、購入時に最大20万円の支給を受けることができるのです。

加えて、自動車税に関してもエコカー減税の適用を受けることができるというメリットがあります。これは一般的なガソリン車を購入する場合と比較して大きな利点ということができるはずです。

プラグインハイブリッドの持つデメリットと課題

プラグインハイブリッド車を購入する上で覚えておくべき注意点は「購入費用が高い」という点でしょう。

各自動車メーカーから発売されているプラグインハイブリッド車は、最もシンプルなグレードであっても車両本体価格だけで300万円を超えています。オプションを着けたり、グレードを上げたりすると、支払金額は400万円から500万円になることでしょう。

そうなると、燃費がどれほど良いとしても、トータルの費用として考えると本当にコストパフォーマンスは良いのかという点に疑問符が付きます。

もちろん、車の使用期間が長くなれば間違いなくお得になるでしょう。とはいえ、年数の経過に伴ってバッテリー関連の純正パーツを交換する必要が生じるという点を加味して考えると、燃費以外に関してはガソリン車と比較してかなりコストがかかるといえます。

急速充電の施設がまだそれほど多くない」という点も注意が必要なポイントです。

あまり遠出をしない人は、自宅に敷設した専用コンセントに接続して充電できるのであまり心配はありません。しかし、遠出をすることが多い人は、出先で電気モーター用のバッテリーがエンプティになってしまった場合のリスクを考えておく必要があります

特に、各ディーラーの販売店がないような地域へ行く場合には、道程のどこに充電スタンドがあるのかを事前に確認しておきましょう。そうすることで、バッテリー切れによるトラブルを回避することができます。

まとめ

各自動車メーカーが開発に力を注いでいるプラグインハイブリッド車は「限りある化石燃料をより効率的に使用する」という点で非常に実用性の高いモデルと言えます。

規格が画一化されて汎用の交換部品が増えることで、修理コストなども徐々に抑えられていくことでしょう。

これから充電施設がさらに増えることで、市場規模やニーズはさらに大きくなっていく事が期待できます。

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