次世代自動車の1つ、クリーンディーゼル車とは?

calendar_today 2020/08/18  refresh 2021/03/15

次世代自動車の1つ、クリーンディーゼル車とは?

地球温暖化の影響への関心の高まりから、自動車の排気ガスが与える影響が問題視されつつあります。

世界の物流を支えてきたディーゼルエンジンも、環境への影響の大きさから規制が進んでいますが、それに代わる存在として生まれたのがクリーンディーゼルです。

しかし、実際どのような仕組みの車なのか良くわからないという人もいるかもしれません。

クリーンディーゼルは、名前の通り、従来の良さを残しつつ環境に配慮した次世代の車として、今注目を集めています。

クリーンディーゼル車とは

通常のエンジンはガソリンを使いますが、ディーゼルエンジンは軽油を使用します。

軽油はガソリンよりもコストを抑えることができるので、エンジンのサイズも大きくしやすいメリットがあります。燃費も安いですし、車両にかかるランニングコストが抑えられるのも特徴です。

その反面、ガソリンと比較し不完全燃焼が起こりやすいことで、大気を汚染するガスが発生しやすく、環境への影響から、ディーゼルエンジンを搭載した車両の走行について問題視され、議論されるようになりました。

その流れでディーゼル車規制条例が2003年に制定され、基準以下の車両は走行が禁止される事になっています。

従来の車両が走行するためには、フィルターを追加で設置し、大気汚染の原因となる排気ガスを抑える必要があります。

そんな規制強化の流れの中で誕生したのがクリーンディーゼル車です。地球環境に配慮されたものとして、クリーンディーゼルエンジンを搭載した車両は国、地方自治体より補助金を受ける事も可能になっています。

従来のディーゼルエンジンとの違い

従来のディーゼルエンジンと、どのような違いがあるのかですが、大きく変わったのは軽油を燃焼させるシステム

コモンレールシステムという名前で、従来よりも高い圧力をかけられ、さらにそれを電子制御によって不完全燃焼を限りなく少なくしています。これにより、排出されるガスや有害物質を抑えることに成功しています。

また、ディーゼルエンジンと言えば騒音、振動でしたが、クリーンディーゼル車は騒音、振動の問題も解消しています。

振動の原因となっているノック音を抑えるシステムを搭載しているので、それが原因による音は軽減することが出来ています。振動を抑えたことで運転中の体への負担も少なくなり、乗り心地も良くなりました

エンジン以外の変更点については、尿素SCRシステム、微粒子捕集フィルターなどを搭載することで、排出される有害物質を抑えることができています。

ディーゼルエンジン誕生から120年以上を経て、新時代の技術を搭載する事で良い点を残しつつ、デメリットの解消に成功したわけです。

クリーンディーゼル車のメリット

クリーンディーゼル車は、通常のエンジン車と比べてどのようなメリットがあるのか、大きく分けて3点あります。

まず1つ目が燃費についてです。元々のディーゼルエンジンにおいても、大きなメリットの一つでしたが、クリーンディーゼル車に変わっても、その特徴は変わっていません。熱エネルギーの変換効率がガソリンエンジンと比較し3割程度良くなっています

2つ目は軽油で走行できるという点です。先ほどの燃費効率に加えて、ガソリンよりも安い軽油を燃料としますので、さらに少ないコストで運用をすることが出来ます。燃焼エネルギーもガソリンより大きいことも要因の一つです。

3つ目が補助金対象の車両という点です。対象の車両に限られますが、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金という名目で一定金額受け取ることができます。車両価格や補助率によって金額は変わりますが、最大金額は15万円までとなっています。

また、税制優遇措置を受けており、次世代自動車は自動車重量税が免税されます。

クリーンディーゼル車のデメリット

一方で、クリーンディーゼル車にもデメリットはあります。

環境に配慮した構造だけに、エンジンオイルの交換やメンテナンスの頻度が高くなっており、オイルもディーゼル専用のため割高になっています。尿素SCRシステム維持のためのアドブルーを補充するコストもかかります。

また、寒冷地での走行をする場合は給油をするタイミングに気を使う必要があります。

ガソリンよりも粘度が高く、流動性が悪くなるからです。エンジンが温まっていれば問題はありませんが、長い時間エンジンを停止する場合は注意が必要です。

主なクリーンディーゼルの車種

近年ではデザイン性も重視したおしゃれなクリーンディーゼル車も登場しています。

高級感のあるフォルムが特徴のATENZA、マツダが販売している、家族乗りとしてもおすすめなCX-8、オプションやカスタマイズが充実しているミニクーパーDなどが挙げられます。

価格帯もガソリン車とそれほど差異はないので、メンテナンス費、寒冷地での使用などに注意すれば、使用感も変わらないと思います。

まとめ

環境に配慮した構造のため、世界的にも注目を集めているクリーンディーゼル、国内外問わず新しい車種も出てきていますので今後も注目をしていきたいです。

お車をお探しの際は、是非クリーンディーゼル搭載の車種もチェックしてみてください。

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