「海外赴任中の一時帰国で1ヶ月だけ車を借りたい」
「車の修理に1ヶ月程度かかりそうなのでその間の代車を手配したい」
そのようなときにはどうしたら良いのでしょうか？
短期ならレンタカー、数年単位ならカーリースが思い浮かぶかもしれませんが、1～2ヶ月程度の場合、より最適なサービスを知っておくと役に立ちます。
マンスリータイプのレンタカー
レンタカーによっては時間貸し以外に、マンスリータイプのレンタカーサービスがあります。1ヶ月単位で車のレンタルができるので、期間限定で利用したい場合には何かと役に立つでしょう。
もちろんレンタカー会社によってサービス内容はまちまちなので、必ずしもマンスリータイプのレンタカーが利用できるとは限りません。
大手レンタカー会社の場合、マンスリータイプのレンタカーサービスを用意していないこともあります。短期利用顧客向けのサービスを主に展開しているため、長期で車を貸してしまうと回転しなくなってしまうからです。
それでも1ヶ月単位で貸してくれることもあります。どのような場合かというと、車両保険にレンタカー費用が付帯されていて、保険会社の特約点として契約を結んでいるレンタカー会社のケースです。
この場合、レンタカー会社は保険会社からの連絡に基づいて車を貸し出します。支払いは車両保険から行われるのでキャッシュは不要です。実はこのような形で1〜2ヶ月車をレンタルするということも可能なのです。
ここで心配になるのが料金です。1ヶ月単位で借りるとなると、レンタカー費用はそれなりに高くなることが予想されます。付帯する任意保険についても同様で、やはり高額な費用を予期しないといけません。
1ヶ月レンタカーを利用する料金の目安
1ヶ月程度の長期でレンタカーを利用する場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
車両クラスによって料金は変わってきますが、小型車や軽自動車だと料金をある程度低く抑えられます。キャンペーンなどが行われているなら、それも積極的に活用すると良いかもしれません。
一般的に1ヶ月レンタカーを利用する場合、マンスリータイプのレンタカー費用は、5万円〜10万円程度を見込んでおくと良いでしょう。
車両保険を利用して保険会社が負担する場合は、小型車のレンタカー費用で日額5,000円〜6,000円、1ヶ月あたりの費用だと15万円〜20万円程度にまでアップしてしまいます。
これは大手レンタカー会社の見積もりによりますが、マンスリーレンタカーサービスを提供している会社に依頼することで、費用を割安に抑えられます。
利用期間や中古車レンタカー利用で費用を抑えられる
費用はレンタカーを利用する期間によっても変わります。例えば3ヶ月まとめてレンタカーを利用する場合、1ヶ月よりも費用が割安になることもあります。
先ほど安くても5万円程度という話をしましたが、中古車のレンタカーならもう少し費用を抑えられる可能性があります。
できれば複数のレンタカー会社で見積もりをとって見ると良いかもしれません。
1ヶ月から利用できる短期カーリース
短期カーリースを利用するという方法もあります。
カーリースの契約は数年単位が基本ですが、さまざまなライフスタイルに対応するため、近年では顧客のニーズに合わせて短期カーリースを提供しているリース会社も登場しています。
カーリースはレンタカーよりも割安になる傾向があるので、一度チェックしてみると良いかもしれません。
カーリース会社によって異なりますが、いわゆる中古車のカーリースを専門でおこなっている格安カーリース会社に依頼する場合、1ヶ月1.5万円〜2万円程度で抑えられることもあります。
これには任意保険料が含まれないので別途保険料を用意することになりますが、それでも長期レンタカー利用よりも割安になるのでお得です。
ただしカーリースは契約期間が決まっていて中途解約はできないので、もし中途解約の可能性があるなら違約金等のリスクを考慮して、レンタカーを選ぶという方法もあります。
どっちがおすすめ？
長期レンタカーと短期カーリースを比較してみると、内容にそれほど大きな差はありません。
ただし契約期間中の中途解約について考えると、違約金などが発生するのが短期カーリースです。定められた期間中は必ず利用するという人なら問題ありませんが、途中で返却する可能性がある場合は、長期レンタカーを選ぶと良いかもしれません。
自動車保険などの補償面を考える場合、充実しているのはレンタカーです。短期カーリースは自分で自動車保険の保険料を負担するわけですが、内容によっては追加料金が発生することもあります。
以上のことを踏まえると、安さ重視なら短期カーリースを、補償重視なら長期レンタカーが良いでしょう。
まとめ
短期カーリースと長期レンタカーを比較してみましたが、どちらも一定期間車を利用するという点においてはほぼ同じ内容だと思って大丈夫です。
ただし費用面での差があるため、予算的に大丈夫かどうかをしっかり検討して契約することをおすすめします。
