ヤリスはトヨタが販売しているコンパクトハッチバックカーです。
欧米では、トヨタのヴィッツがヤリスという名前で販売されており、2020年に日本でもヤリスとして販売が開始されました。
こんなヤリスの燃費やエクステリア、インテリアデザインや燃費について語っていきたいと思います。
ヤリスの特徴
2020年に日本で発売されたヤリスは、躍動感あふれるエクステリアデザインで、運動性能の良さや元気さをアピールしているのが特徴です。
元になった車が、世界ラリー選手権に出場中のヤリスWRCで、市販車にも踏襲されています。
ラリーカーとしての使用も可能なほどの運動性能の良さ、拡張性の高さを持っています。
5ナンバーサイズのハッチバックタイプコンパクトカーながら、安っぽさを感じさせないデザインや質感を保っているのも特徴のひとつです。
ラインナップ
ラインナップは大きくわけて3種類、1000ccのガソリンエンジン搭載モデル、1500ccのガソリンエンジン搭載モデルと、同じく1500ccエンジン搭載のハイブリッドモデルになります。
搭載されているエンジンはすべて直列の3気筒自然吸気エンジンで、トランスミッションはCVTとなっています。
エントリーグレードであるX”Bパッケージ以外には安全装備も標準で搭載されており、30km/h以上でも動作するクルーズコントロール機能も、トヨタのコンパクトカーとしては初搭載されています。
月間販売台数ランキングでは、上位の常連だったヴィッツの後継車なので注目を集めていましたが、裏切ることは無い、充実した性能、装備となっています。
歴史
現在日本で発売されているヤリスは、2019年に発表され2020年の2月に発売が開始されました。
非常によく売れたヴィッツの後継車種として位置づけられています。ヤリス販売に伴い、ヴィッツの販売が終了、カタログ落ちとなりました。
2020年4月には、当初ハイブリッドモデルだけだった4輪駆動モデルが、1500ccガソリンエンジン搭載モデルにも追加されています。
ちなみに日本を除くアジアやヨーロッパでは、1999年から日本のヴィッツがヤリスという名前になって販売されており、3代目となっています。
ヤリスの燃費
ヤリスの燃費ですが、まず2輪駆動モデルではハイブリッドモデルはWLTCモードで35km/Lから36km/L、1500ccモデルは19km/Lから21.6km/L、1000ccモデルは19.6km/Lから21.6km/Lとなっています。
4輪駆動モデルは、ハイブリッドモデルが30.2km/L、1500ccモデルは19.2km/Lとなっています。
ハイブリッドモデルはさすがの高燃費、実際の走行でも2輪駆動モデルでも30km/L程度は走る、という報告がありますので不満は出ないのではないでしょうか。
ガソリンエンジンのみのモデルも、こちらも高燃費、さすがに最新のコンパクトカーというレベルの出来になっています。
ハイブリッドモデルとガソリンエンジンのみのモデルでは、価格差が30万円から40万円ありますので、自分がどれくらい走るのか、年間の走行距離を考えてどちらを買うかを決めてください。
デザイン
エクステリア
ヤリスのエクステリアデザインは、先代のヴィッツを踏襲しています。曲線を多用し欧州車を思わせるエクステリアデザインで、筋肉を思わせる力強いラインとなっています。
しかしテール部分が大きく異なり、ヤリスの特徴となっています。リアウインドウ下部、リアのストップランプをつなげるセンターのラインが飛び出しており、スポイラーにも見えます。
フロントは、ノーズのデザインが一目でトヨタ車とわかるデザインとなっており統一感を感じさせます。
ボディカラーは単色が12種類、ツートンカラーが6種類用意されています。
口コミでは賛否が分かれており、かわいい中にも力強さがある、という意見がある一方、ノーズとテールがどうにも気に入らない、という意見もありました。
インテリア
ヤリスのインテリアは、一言でいうとすっきりしたデザイン。
不要な物がはぶかれベーシックなレイアウトとなっています。
女性向け軽自動車ほどではありませんが、コンパクトカーとしては小物入れ類は充実しておりそれほど困ることはありません。
しかし買い物カゴやスーパーのレジ袋を置くようなスペースは無く、日常の足として使う場合は何か対策が必要です。後部座席は狭く、一般的な成人だと女性でも前の席の背もたれに膝がつきます。
樹脂が多用されており華美な装飾はありませんが、それほどチープな感じはありません。メーター類は見やすく上級グレードではフル液晶となっています。
口コミではメーターの見やすさをたたえる声が多く、元になったラリーカーの姿が垣間見えます。
標準搭載されているディスプレイですが、8インチを取り付けても邪魔になることはありません。