20代から30代くらいの年齢だと、外車を購入するケースは珍しいのではないかと思います。
好景気だった時代ならともかく、最近の景気などを考えると、お手頃な軽自動車が人気なのは自然な流れです。
一方、それでも外車に対する憧れを持つ人は多く、個人的にも子供の頃から外車に対して何となく憧れを持っていました。
海外の自動車メーカーの数は多いですが、日本でも人気なメーカーとしてBMWが挙げられます。エンブレムなどデザイン面でも個性を放っていて、それでいて車種が豊富なのがBMWの特徴です。
今回はBMWの人気車種の中から、BMWの中心的存在である3シリーズについて特徴や歴史、燃費にデザインなどをくわしく紹介したいと思います。
3シリーズの特徴は
BMWは人気車種を多く抱えていますが、その中でも3シリーズは別格だと感じているファンは多いはずです。
トータルの販売台数でも3シリーズはBMWの中でトップですが、常に最先端のデザインや技術を取り入れ人気を維持してきました。
現行の7代目で注目したいポイントはドライブアシストで、カメラによる監視システムが大幅に進化しました。周辺だけでなく中距離や長距離の監視にも強く、より危険予知の精度がアップしています。
自動ブレーキに、車線からはみ出しそうになったらドライバーに知らせてくれる車線逸脱警告システムなど、より安全性が進化しているのが魅力です。
BMWの数ある車種の中で、走りへのこだわりが特に強いのが3シリーズで、加速性能やコーナリングに関しては抜群です。走ることそのものが何よりも好きなのであれば、3シリーズの乗り心地に満足できると思います。
一方、3シリーズは走りがやや硬めと言われることもありますが、個人的にはそこまで気にならないという印象です。
3シリーズの歴史を解説
BMWの車種は1シリーズ、2シリーズなど数字で表されるものが多いですが、今回紹介している3シリーズは1975年に初代が登場しました。
日本にも輸入されていましたが、当初は正規輸入モデルは320iと320iAだけで、まだまだ日本での人気は今ひとつな時期です。
日本でBMWの名前が一気に広まったのは1982年の2代目登場以降で、3シリーズの2代目は一気に人気の外車になりました。登場時期が、いわゆるバブル期と重なっていることもあって3シリーズは人気を集め、高級外車と言えばBMWをイメージする人も相当に増えた思います。
その後、1990年には3代目、1998年には4代目、2005年には5代目、2012年には6代目が市場に投入されており、フルモデルチェンジを定期的に繰り返しました。
景気は後退しましたが、それでもBMWに対する日本でのイメージはさほど変わっておらず、3シリーズは今でも憧れの的です。
そして、2019年には現行の7代目3シリーズが登場しており、現状はコードネームがG20の4ドアセダンと、コードネームがG21のステーションワゴンの2つのボディタイプが展開されています。
3シリーズの燃費について
現状、7代目3シリーズの4ドアセダンで最も安いグレードが318iですが、新車価格はそれでも489万円です。
まだ若いうちには中古車であっても手を出しづらい車種ですが、もし購入する場合は燃費が気になるでしょう。燃費が悪ければ新車価格に加えてさらに月々の負担が増える恐れがありますが、燃費は決して悪くはありません。
現行の3シリーズは極めてグレードが多いために細かく記載することはできませんが、カタログスペック上での燃費は15.6km/L前後のものと18.9km/L前後のものが多く、悪くない数字です。
15.6km/L前後であっても、十分に一般的な軽自動車クラスの燃費はあるので、3シリーズを購入後に極端に燃費で苦労することはないと思います。
いずれのグレードでも購入するためには相当のお金がかかるため、高くても燃費がよいグレードを選ぶのも手です。
デザイン
エクステリア
外車が好きな人はまず間違いなくエクステリアも気にすると思いますが、現行の3シリーズも十分にエクステリアがよい感じで、個人的にはスポーツセダン感が出ている点に憧れを持ちました。
13〜15インチのタイヤを見慣れている身からすれば、19インチクラスのタイヤが搭載されていて、そのタイヤに違和感がまるでないところは驚きです。
また、BMWの代名詞でもあるフロントのキドニーグリルも健在で、より人の目をひくようなデザインに仕上がっています。
インテリア
かつての3シリーズに難点があるとすればインテリアで、好みは人それぞれではあるものの、インテリアがよくないとの声は聞きました。
一方、現行の3シリーズはこの弱点がだいぶ解消されていて、少なくとも大きなマイナスポイントはありません。
高級外車にふさわしいレベルの洗練されたデザインが採用されているので、そこは安心してください。
ナビゲーションのモニターが非常に見やすい点や、液晶に表示されるメーターの格好良さなど、他のメーカーより優れていると感じる部分もあります。