A5の車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2021/03/01

世界中で大ヒットを飛ばし続けているアウディA4から独立してブランド化されたのがA5、高級セダンを追求したA4とは別に、スポーティでエレガントな走りを求めたのがこのA5シリーズです。

2017年に2代目A5がリリースされ、2ドアクーペはより美しく、機能的な正統派クーペとして、ハイレベルでの完成度を発揮しています。

また、高級サルーンの居住性を持つ4ドア・Sportbackもリースされていて、A5のラインアップが充実しています。

アウディA5の特徴

A5クーペをひとことで表現するならば、『レディ―ス&ジェントルマンの足となる、贅沢でスタイリッシュなタウンビークル』といったところでしょう。

このA5はDセグメントのスポーツクーペとして開発され、BMW・4シリーズやメルセデスベンツ・Cクラス、ジャガー・XEといった、欧州を代表とするラグジェアリーなブランドカーをターゲットにしたアウディ渾身のリリースです。

2ドアクーペでもキャビン内のスペースは十分に広さを確保していて、大柄な大人が4人座ってもゆったりとくつろげる贅沢なサルーンに仕上がっています。

パワフルでダイナミックな走りを発揮しつつ、最先端のセーフティ技術に担保された安全走行、AIアシストでドライビングがラクに効率的になったプレ自動運転システム、乗り心地の快適さを徹底追求したアメニティ機能など、ただ走るのではなく、豊かな生活のアイテムとして移動するためのクルマに仕上がっています。

アウディA5の歴史

2008年に4代目A4から枝分かれして、本格派クーペとしてA5がデビューしました。日本へは3.2FSI quattroがリリースされています。

初代(2008年-2017年)

アウディ・80の2ドアクーペを復刻する形でA5はデビューしました。デザインはイタリアのワルテル・デ・シルヴァか和田智によるとされています。

1.8L直4TFSIと3.2L V6FSIのガソリンエンジン仕様、2.7L V6TDIと3.0L V6TDIのディーゼルモデルがエントリーされ、無駄のないアダルトな美しいフォルムが国内でも大きな話題を呼びました。

マイナーチェンジでガブリオレが追加され、大相撲本場所の優勝パレードカーに採用されているのは周知のことでしょう。

2代目(2017年- )

2代目A5には、アグレッシブな走りを強調する2ドアクーペと、上級サルーンのテイストをプラスした4ドアクーペのラインアップが継承されています。

特にA5Sportbackは後席のスペースが拡大されていて、膝回りなどは24mmのサイズアップがなされています。また、走行中の雑音や振動をしっかりとシャットアウトしていますから、後席の乗り心地や居住性はワンランクアップしています。

また、2ドアクーペの方でも改善点があります。パワーユニットの改良で、先代モデルよりも41psアップの252psを発揮するエンジンユニット、トルクも太くなって走りの安定感が増しています。同時に、燃費効率も向上している点にも注目できます。

アウディA5の燃費

Dセグメントのボディサイズに1.5t以上の車重を引っ張る2Lエンジンは、252psものハイパワーを発揮するスポーツカー使用ですから、燃費効率にこだわるのはやや無理があでしょう。

そういった基準でカタログ燃費を確認してみますと、JC08モードで16.6km/Lを記録しています。

実は、初代A5の同グレードが13.6km/Lでしたから、一気に3km/Lものスコアアップがなされているということです。

同クラスの他のヨーロッパ車と比較しても、劣る数値ではありません。新設定されたFWD駆動というハンデがあるにも関わらず、なかなかの燃費効率を発揮しているのは立派でしょう。

この成績の要因には、アウディならではの7速Sトロニックトランスミッションあります。パワーロスが極めて小さなシフトチェンジを実現し、スムーズに軽やかに変速する走り味は、まさにスポーツカーそのものと言えるでしょう。

アウディA5のデザイン

エクステリア

A5クーペの外観は『シンプル・イズ・ベスト』の言葉のとおり、頑固なまでに機能美を優先したデザインにこだわり続けています。

最新技術を惜しげなく投入したボディ・デザインは、徹底した空気抵抗カットの流麗フォルムをたたえています。ハイソな大人のオシャレ感にあふれた姿に熱中するドライバーは多いでしょう。

フロントマスクは均整の取れた幾何学的デザインで、センターに大きなエンブレムをはめ込んだフロントグリルを中心に、ヘキサゴンの6辺から放射状に配置されたヘッドライト・左右に大きく埋め込まれたガーニッシュグリル・低い位置でダウンフォースを発揮するスポイラーがキレイにまとめ上げられています。

ロングノーズいっぱいに配置されたフロントタイヤ、うっとりするようなルーフラインからリアエッジのシルエット、リアビューにはマトリックスLEDテールランプが光って、大人カッコイイのです。

インテリア

キャビン内はとにかくゴージャスな機能美にあふれています。シートやドア・ルーフの仕上げもうっとりするほど高級感に満ちていて、実に丁寧な造りになっています。

一方、コックピットはかなり戦闘的で、インパネにはめ込まれた3Gグラフィックのデジタル表示がワクワク感を刺激し、インテリジェンスアシストが的確な指示や情報提供をする様は、まさに近未来ドライブそのものです。

居住性は4席どこも高い快適性をキープしていて、移動時間が有意義に楽しく過ごせる造りになっています。

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