アリオンの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2020/09/29

アリオンはトヨタが販売しているセダンタイプの自動車です。

5ナンバーサイズながら室内空間の広さやベーシックなエクステリアデザインで、根強い人気となっています。

そんなアリオンの燃費やデザイン、歴史についてお話しさせていただきます。

アリオンの特徴

アリオンはトヨタカリーナの後継車として販売が開始されました。トヨタのプレミオとは姉妹車という位置づけで、同様のプラットフォームが用いられています。

ベーシックな5ナンバーサイズセダンながら、2700mmという長いホイールベースにより広い室内空間を確保、後部座席でも狭さを感じさせません。

1500cc、1800cc、2000ccというラインナップで、1500ccは社用車や教習車としても採用されています。

プレミオは比較的高齢な方をターゲットとしているのに対し、アリオンは比較的若い方をターゲットとしており、エアロパーツやTRDパーツなども用意されています。

カラーラインナップもホワイトパールクリスタルシャインやアティチュードブラックマイカといった基本的な色の他に、ブラッキッシュアゲハガラスフレークやフロスティーグリーンマイカといった珍しいカラーも用意されています。

歴史

アリオンはカリーナの後継車という位置づけで、2001年に販売が開始されました。発売直後の月間販売台数の目標が3500台だったのに対し、9000台の予約が入るという好発進となりました。

その後、2007年にフルモデルチェンジが行われ、1500ccと1800ccモデルの販売が開始されました。2008年には2000ccエンジン搭載モデルの販売が開始され、2010年にはマイナーチェンジが行われています。

2014年の一部改良でアイドリングストップ機構が搭載され、燃費が良くなりました。2016年には再度のマイナーチェンジが行われ、一部エクステリアデザインとインテリアデザインの変更、安全装備の追加が行われています。

2020年から始まったトヨタの販売店統合に伴い、今後カタログ落ちするのでは、と噂されています。実際、自動車情報誌では、プレミオに統合される形でモデルは無くなる、という記事が掲載されていたので、アリオンを購入したいのであれば急いだ方がいいかもしれません。

アリオンの燃費

現行のアリオンは2007年の発売ということで、ハイブリッド機構などは搭載されておらず、ガソリンエンジンのみのラインナップとなっています。

2輪駆動と4輪駆動モデルが販売されており、2輪駆動モデルのラインナップは1500cc、1800cc、2000ccです。

カタログ上の数字では、2輪駆動モデルの燃費はWLTCモードで14.4km/Lから17.8km/Lとなっています。4輪駆動モデルは1800ccのみであり、WLTCモードで14.2km/Lという燃費となっています。

実際の燃費としてはもう少し悪いという口コミが多く、市街地ではカタログスペックから2割から3割は落ちる、という声が多くみられました。また、高速道路走行時はそれほど変わり無い、という口コミもありました。

デザイン

エクステリア

エクステリアデザインは、トヨタではスポーティさをアピールしています。先代に比べるとシャープさがあり、ベーシックなデザインながらスポーティさも感じさせるデザインとなっています。

口コミでも良い評価が多く見られました。

  • 穏やかで注目を浴びるような車ではないが、スポーツカーの雰囲気があり渋く感じる
  • テール周りがすっきりしていて良い
  • 高級感を感じる
  • 運転席からの見切れが良いので安全運転につながる

などポジティブな評価が多くみられます。

珍しい意見では、フロントデザインがゴルフに似ている、というものもありました。

ネガティブな口コミとしては、

  • スポーティな雰囲気を目指す割に落ち着きすぎている
  • タイヤとタイヤハウスの間隔が開きすぎ

というものがありました。

スポーティさを求めている方は、車高調整可能なダンパーに変えた方がいいかもしれません。

インテリア

5ナンバーサイズながら広い室内空間で、後部座席でも息苦しさは全くありません。フロントシートのヘッドレストを外せば、多少凹凸はあるもののフルフラット化も可能です。

セダンでありながら足を伸ばして横になることもできるので、車中泊もできます。また、後部座席もリクライニングが可能という珍しい車で、お客様を乗せても快適に走ることができます。

樹脂が多用されていますが、表面処理や質感をうまくこなしており、高級感を感じる室内となっています。ウッド調パネルを採用しているモデルもあり、演出がうまい、という意見も口コミでは見られました。

使い勝手も良く、手が自然に届くところに操作パネル、缶ホルダーなどがあり、よく考えられているとも評価されています。

インテリアデザインは車両価格に対して高級感があるということで、概ね良い評価となっています。

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