煽り運転のトラブルを回避する方法。しっかりと対策をして煽り運転から身を守ろう!

calendar_today 2020/11/04  refresh 2021/02/22

煽り運転のトラブルを回避する方法。しっかりと対策をして煽り運転から身を守ろう!

全国的に煽り運転が問題視され、妨害運転罪が創設されるなど煽り運転に対して注目されるようになりましたが、現実問題として煽り運転の被害はまだ出続けています。

これまで煽り運転をされたことがない人の場合、どこかで自分に関係が無いと考えがちですが、実際には多くの人が煽り運転の被害を受けているのです。

いつどのタイミングで煽り運転をされることになるかは分かりません。そしていざ煽り運転をされても、その対策が不十分ならそのまま泣き寝入りをすることにもなりかねないのです。

そのような事態を避けるためにも、煽り運転対策についてしっかりと勉強しておきましょう。

事前にできる対策もあれば、運転中にできる対策もあるので、余計なトラブルを避けるためにも是非確認しておいてください。

事前にできる煽り運転対策

ドライブレコーダー

煽り運転に対する最大の抑止力は、ドライブレコーダーです。煽り運転を記録に残せれば、警察へ通報する際にも有力な武器になります。

妨害運転罪はとても重たい罰則のある法律ですが、煽り運転のほとんどは現行犯でなければ立証が難しい犯罪です。車間距離を不必要に詰められていたとしても、具体的にどれだけの距離だったのかが分からなければ警察も本格的に動けません。

自分の身を守るためにも、運転中にドライブレコーダーで記録を残すのは効果的な方法です。しっかりと記録に残す習慣をつけましょう。

実際にドライブレコーダーを設置しても、そのままの状態では予防の効果は弱いです。煽り運転をされた記録を残すだけでなく、そもそも煽り運転をさせないことが重要なのです。そこで使いたいのが、ドライブレコーダーで録画中であることを知らせるステッカーです。

見た目の問題からステッカーを貼ることに抵抗がある人もいますが、ドライブレコーダーで録画中であることを知らせるステッカーの効果は絶大です。

冷静な判断力が残っている人なら、録画中の相手に煽り運転をすることは自分の首を絞める行為だと気づけます。極端な話で言えば、実際に録画していなくてもステッカーを貼っているだけで一定の対策になるのです。

とはいえ、万が一のことを考えてドライブレコーダーは確実に作動させて設置したほうが良いでしょう。

ドライブレコーダーはだいたい1万〜3万円くらいなので安い買い物ではありませんが、このドライブレコーダーの有無がトラブルの際には大きな差になるからです。

運転中の対策

煽り運転の対策は、運転中にも出来ることがたくさんあります。単純に安全運転を心がけるだけではなく、周囲を刺激しない運転が効果的なのです。

まず運転中はしっかりと車間距離を取るようにしてください。一般道であれば50メートル前後、高速道路なら100メートルほどの車間距離を心がけるようにしましょう。

煽り運転と言えば相手から車間距離を詰められる状況が代表的ですが、自分が詰めすぎていたことに気づかず相手が不快に思い、報復行為をされる可能性があるからです。

急な車線変更に急発進・急停車をすると、後続車にとって危険行為と見なされる可能性があります。実際に運転をしている自分にその気が無くても、挑発されたと見られる可能性があるのです。

車間距離をしっかり取っていれば急な車線変更として見られる可能性は低いので、合わせて意識するようにしましょう。

もしも煽り運転をされた場合は、速やかに後続車へ道を譲りましょう

もちろんそれが難しい状況もありますが、駐停車できる場所がある場合や車線変更が出来るなら道を譲ることがベストな方法になります。

煽り運転をされている時に同乗者がいるなら、即座に警察へ通報してもらったり相手のナンバーなどを撮影してもらったりすると効果的です。

ドライブレコーダーがあったとしても、明確に撮影している姿を認識したら相手は煽り運転をやめる可能性が高くなります。

このほかにも信号などで止まった場合や、前を走っている車から強制的に停められて絡まれることがあります。その際も相手の要求を決して飲まずに警察へ通報するようにしましょう。不必要に相手を刺激しないことは煽り運転対策になります。

まとめ

煽り運転に対する法整備は、まだ始まったばかりの状態です。その危険性に対して、まだまだ罰則が甘いという意見もあります。それでも法整備がされる以前に比べれば、煽り運転への取り締まりはどんどん厳しくなっています。

交通事故を起こすリスクがある煽り運転は、百害あって一利なしの行為です。する側にとってもされる側にとっても一切メリットがありません。運転をすると頭に血が上りやすい人は、自分に対して危険行為をされたと勘違いしただけでも煽り運転をしてくる可能性があります。

本来なら譲り合いの精神でお互いに運転できていれば良いのですが、ささいな行き違いからそれが崩れてしまうのです。煽り運転の対策は被害に遭わないように考えるだけではなく、煽り運転を誘発するような行動をしないことも含まれるので、周囲に気を配った安全運転を心がけましょう。

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