自動車ローンの借り換えは得するのか?選び方や注意点

calendar_today 2020/12/07  refresh 2021/03/03

自動車ローンの借り換えは得するのか?選び方や注意点

自動車を購入すると、多くの人がローンを組むことになるのではないでしょうか。その際には、購入したディーラーの紹介によるローンを組むというパターンが多いかもしれません。

しかし、実際ローンを返済していく中で、「もっと金利を下げられないかな」「いい条件のローンがあることを後から知った」といったことが出てくる場合があります。

このようなときに、ローンの借り換えを行うことで、支払いの負担を軽減することができます

家計における自動車の費用を見直したいという方や少しでもお得なローンを組みたいという方は、自動車ローンの借り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

自動車ローン借り換えのメリット

自動車ローンの借り換えにおけるメリットは、「金利を下げることができる」「返済額や返済期間の見直しが可能」という2点が挙げられます。

金利については、ディーラーで借りる「ディーラーローン」と呼ばれるものと銀行などで契約できる「マイカーローン」では若干異なります。

ディーラーローンは、新車を購入した際にそのまま申し込みができ、審査が通りやすいという特徴があります。しかし、金利は5%前後と、やや高めに設定されています。

一方、銀行でのマイカーローンは、審査が厳しいという点はありますが、金利が2%のものもあり、低めに設定されています。また、給与振込などの取引で利用することにより、金利が優遇されるパターンもあります。こうした低金利によって、返済額や返済期間の見直しが可能になるというメリットにつながるのです。

単純に金利が半分になれば、利息を支払う額も半分になります。そして、ローンを返済するための支払い総額も安く抑えることができます

また、ローンの借り換えによって、返済期間を延長することも可能です。月々の家計と返済額を勘案し、支払いに負担のない自動車ローンに借り換えるというのも、節約術の一つといえるでしょう。

自動車ローン借り換えのデメリット

一方で、自動車ローンの借り換えにおけるデメリットも存在します。借り換えにおけるデメリットで最も大きいのが「手間」です。

借り換えにおいては、銀行での手続きが必要となります。対象となる金融機関に足を運ばなくてはなりません。

自動車ローンの借り換えは、現在借りている自動車ローンを新たに借りたお金で一括返済するという考えの下、手続きが行われます。そのため審査がやや厳しくなり、収入の面などで審査に落ちてしまうなど、徒労に終わってしまう可能性もあります。

また、この手続きにおいては、手数料がかかる場合があります。この手数料というのは、借り換えによって現在借りている会社へ一括返済を行うために発生する分となります。

ですから、ローンがほとんど返し終わっている状態で借り換えを行うと、反対にコストがかかってしまう場合もあります。金融機関によって手数料の料金や有無は異なるので、事前に調べておくといいでしょう。

つまり、借り換えを行う場合は、ローンの金利を下げることができるというメリットと手数料が発生してしまうというデメリットのバランスを考えることが大切になります。

ローンを選ぶときの注意点

ローンの支払いを軽くするための借り換えなので、できる限りお得なプランを選択したいものです。

借り換えの準備を行う際は、いくつか事前にチェックしておくポイントがあります。特に、借り換えによって生じる支払い額の差は、事前にシミュレーションしておくべきでしょう。

まず、現在加入しているプランでローンを返済すると、残りの返済額はいくらになるでしょうか。そして、借り換えによって返済することで、返済額にいくら変化が出るのでしょうか。

具体的な数字を算出して把握しておくことで、本当に借り換えが必要か否かを見極めることができます。

費用をシミュレーションする際には、事務手続きなどの手数料も含めて計算することを忘れないようにしましょう。

ほかにも、複数の借り換え先を比較することが大切です。金利の低さはもちろんですが、事務手続きにおいても、可能な限り簡略化したいものです。

来店が必要か、返済日を選択することができるのか、繰り上げ返済が可能か、口座開設が必須かといった金利以外のポイントにも目を向け、慎重に選びましょう。最近では、ネットで申し込みができる自動車ローンもあります。

借り換えを行う場合は、このような点も踏まえて検討してみましょう。

まとめ。自動車ローンの借り換えはお得なのか?

自動車ローンの借り換えは計画的に行うことで、返済総額を抑えて、その分家計の負担を楽にすることができます。

金利が1%でも低くなることで、最終的に支払う総額の差は大きく異なります。

また、支払い期間が長くなれば月々の返済額も下げられるため、余裕を持った返済が可能です。

一方で、手数料などの見えないお金も存在します。このような諸経費も念頭に入れたうえで、最適なプランが見つかれば、自動車ローンの乗り換えを行うことはお得だといえるでしょう。

link 関連記事