ノートの車種情報。燃費やデザイン・乗り心地

calendar_today 2020/07/08  refresh 2020/08/20

日産から発売されているノートは、コマーシャルなどで見かけたことのある人もいるかもしれません。

ノートはハッチバックタイプの車です。Bプラットフォームといって、日産のマートなどで採用されているものをベースに作られました。

2005年1月から販売開始されました。発売当初、日産自動車ではコンパクトカーに力を入れていました。マーチやキューブ、ティーダに続く第4弾として投入されたのがこのノートです。

幅広い層に受け入れられているノート

ノートは「コンパクトのフレキシビリティをシフトする」というコンセプトの下で開発されました。

当時のコンパクトカーではあまり重視されなかった走行性に力を入れ、装備を使いやすくすることで実用性の高い車作りを目指しました。このため、幅広い層に受け入れられました。

2012年時点で世界の累計販売台数は94万台に到達しました。今でも国内では安定した売れ行きを記録しています。

動力性能や環境性能にも優れ、2013年にはRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

ノートは音符と文具の「NOTE」に由来して名付けられました。毎日をリズミカルに楽しく過ごす、そしてそのような日々を記録できるノートから来ています。

日常生活にマッチした車として、生活の足として活用しているユーザーも多いです。

歴史

初代(2005年~2012年)

初代ノート

「これまでのコンパクトカーになかった爽快な走りと使いやすい装備で自在に楽しめるクルマ」というコンセプトの下で、2005年1月からノートは発売されました

コンパクトボディではありますが、居住性に優れフレキシブルで、どのようなシチュエーションでも安定した走行が期待できます。実用性を重視したモデルとして、早くから注目を集めました。

15インチのアルミホイールやユーロサスペンションなどで、これまでのコンパクトカーではあまり見られなかったスポーティな走りの期待できるグレードもラインナップされています。

ノートは業界でも高く評価されていました。2005年にはグッドデザイン賞を受賞しているほどです。

2006年にはイギリスのサンダーランド工場で生産開始されました。ロシアを含むヨーロッパでも発売され、ワールドワイドな車になりました。

エコにも力を入れていて、2009年には2WDの1.5リッターエンジンの車は「平成22年度燃費基準+25%」を達成しました。

2代目(2012年~)

2代目ノート
CEFICEFI / CC BY-SA

2012年9月には初代モデルが販売終了し、同時にノートE12と呼ばれる2代目モデルをマーケットに投入しました。

開発責任者は女性で、当時日本の自動車メーカーでは初の試みとして話題になりました。エンジンは1.2リッターの直3エンジンと初代よりもダウンサイジングされました。

2代目モデルは発売直後から順調な売り上げを記録しました。2012年9月の国内販売台数は1万8355台です。

これは当時ハイブリッド車を除くガソリンエンジン登録車でトップの売り上げを記録しました。しかも2013年4月まで、実に8カ月連続でハイブリッド車を除いたガソリン車のナンバーワンの座を堅持し続けました。

今でもなお堅調に売り上げを記録し続けています。

燃費

日産ノートの特徴のひとつに、低燃費である点が挙げられます。

少しでもガソリン代を節約したいと思っているのであれば、ノートは有力な選択肢の一つといえます。

国土交通省の発表している数値によるとハイブリッド車でリッター当たり34.0〜37.2kmです。ガソリン車でも18.2〜26.4kmです。ガソリン車の2WD標準グレードの燃費はリッター当たり23.4kmです。

これはコンパクトカーの中でも高い燃費であるといえます。

口コミサイトでは実際の燃費についてのコメントも投稿されています。

グレードによって多少のずれはあるものの、街乗りをしていてもリッター20km前後は出るようです。

渋滞していてストップアンドゴーのような状況でもそれほど燃費が落ちないというコメントもありましたので、燃費重視でマイカー選びしたい人向けの車です。

デザイン

エクステリア

ノートの外観のデザインを見ると、ベースは保守的な印象です。

しかしマイナーチェンジを何度か繰り返す中で、引き締まったフォルムに進化しています。

コンパクトカーの中ではスポーティなデザインとなっているので、いかにも走りそうな印象です。

奇をてらった感じはなく、シンプルなデザインなので年齢に関係なく乗りやすい車に仕上がっているといえます。

インテリア

内装については、乗りやすさを重視した仕様です。

特にシートはしっかりしたホールド感があります。体を包み込んでくれるので、長時間ドライブしても体はあまり疲れません。

コンパクトカーといわれると、車内が狭くて圧迫感があるのでは、と不安視する人も多いでしょう。しかし高い居住性はノートが支持を集めている理由の一つです。

前輪と後輪の距離が2,600mmもあります。このため、特に後部座席に余裕があります。大人4人が座っても窮屈さはないです。

他メーカーのライバル車種と比較しても、スペースが広いです。

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