ミラというブランドの下でいろいろな車種を販売していて、ミラココアもその中の一つです。ハッチバック型の軽自動車で、女性のユーザーが多い車種としても知られています。
ただ単に、「ココア」という名称で紹介されることも少なくありません。可愛さが売りの車ですが、それ以外にも様々な特徴が見られます。
ミラココアの特徴
ミラココアが女性に人気なのは、自分の好きなようにカスタマイズできるからです。
装備は自分で好きに選べますし、室内のイルミネーションもおしゃれです。グレードも10種類ありますから、予算などを見て、どれが自分に最適かで選択できます。ボディカラーのバリエーションも充実しているので、自分好みの色を選べます。
ミラココアは装備の充実しているところも特徴の一つです。
例えば、キーフリーシステムでカギをいちいちバッグの中から探し出す必要はありません。また、スーパーUV&IRカットガラスがあるので、紫外線をしっかりカットできます。特に夏場の日中運転する際に、日焼けが気になる女性にとってはありがたいでしょう。
さらに、スーパークリーンエアフィルターも装備されています。花粉やPM2.5などをしっかり除去できるので、花粉症で春先運転するのが辛いという人には重宝します。
歴史
ミラココアはミラの派生車種として、2009年から発売されました。
プラットフォームはミラの7代目モデルと一緒です。しかし、ボディについてはオリジナルのものが採用されています。同年の3月に販売終了したミラジーノの後継車種という位置づけです。
2016年には、ニュージーランドや香港、シンガポールなどの海外でも販売されるようになりました。ダイハツの軽自動車の中では初めて海外で販売された車です。
しかし、2018年の3月30日をもって販売終了し、同年6月にトコットが発売されるまでの約3か月間、ミラシリーズは一時消滅する形になりました。
ミラココアの燃費
ミラココアというと、どうしてもその可愛らしいデザインに目が行ってしまいますが、実用性も高く評価された車種でした。その中でも特に、燃費性能の高さは口コミでも高く評価されています。
カタログ値でそれぞれリッター当たり2WD車が29㎞、4WDでも26.8㎞という数値をたたき出しています。全車種がエコカー減税対象車になっているように、環境にもしっかり配慮された車に仕上がっています。
軽自動車はもともと燃費の良い車種が多いですが、ミラココアはその中でもトップクラスです。それどころか、ハイブリッド車と比較してもそれほど遜色ないだけの数値が出ています。
燃費性能を高めている要因の一つに、新エコアイドル機能があります。ダイハツオリジナルのアイドリングストップ機能のことで、ストップ・アンド・ゴーが頻繁に起きる街中を運転しているときでも、燃費をセーブしながら、スムーズな停車や発進が可能です。
ちなみに、新エコアイドル機能を駆使すれば、ガソリン代が従来と比較して1日当たり10円程度お得になると言われています。ガソリン代が家計を圧迫しているようであれば、ミラココアに乗り換えてみるのも一考です。
デザイン
エクステリア
ミラココアの特徴に、エクステリアがあります。一見すると、軽自動車と思えないような華やかな印象があります。
例えば、トップの両サイドにはルーフレールが設けられていて、スタイリッシュでクールな印象です。また、装飾部分にはメッキパーツが多用されています。このメッキの影響もあって、キラキラした車に仕上がっています。
メッキパーツが多用されていると言われると、ゴテゴテした車をイメージするかもしれません。しかし、水平をベースにしたフォルムはいたってシンプルです。随所に丸みを帯びた箇所を設けることで、温かみを感じさせてくれます。
フロントヘッドランプも丸型のものを採用して、女性が好みそうなチャーミングなフロントフェイスに仕上がりました。3395×1475×1530mmというサイズはコンパクトで、多少狭い道幅の道路でもストレス運転できるでしょう。
インテリア
インテリアは水平基調で、シンプルなデザインとなっています。エクステリアと統一感を持たせています。シンプルなデザインのため、初めて乗る人でもどこか懐かしい、親しみやすさを感じさせてくれるデザインです。
軽自動車の中では、ラゲージルームが広めに設計されています。しかも、リアシートの方の部分についているノブでシートは簡単に前に倒すことができます。前に倒せば、バックドアから荷物を取り出すことも可能です。
女性の場合、買い物でまとめ買いをすることもあるでしょう。日用品を買いだめする主婦の方も少なくないはずです。そのような場合でも、簡単に荷物を取り出せるので便利です。
助手席や助手席のシートバックにはフック、ドライバーの右手にはコインボックスなど、12個の収納スペースがあるのも、持ち物の多い女性からすると重宝するはずです。