軽自動車界を牽引してきたダイハツ!その特徴と燃費のいいモデル

calendar_today 2020/08/20

軽自動車界を牽引してきたダイハツ!その特徴と燃費のいいモデル

ダイハツといえば、軽自動車のイメージが強い自動車メーカーです。

なかでも、かわいらしさと快適性を武器に、女性をメインターゲットにしているモデルが多いのが一つの特徴ではないでしょうか。

また、スーパーハイトワゴンのタントや大型軽自動車のウェイクなど、豊富なラインナップも見られます。

とにかく軽自動車に強いという印象ですが、実際のダイハツの特徴を詳しく見ていくとともに、ダイハツで特に燃費性能に優れているモデルをいくつか紹介しましょう。

ブランドの概要

ダイハツの創業をさかのぼると、明治時代の大阪に起源を辿ることができます。

当時は国産の発動機がまだなく、もっぱら輸入に頼っていた時代です。そんな時代に国産の発動機をなんとか作ろうという機運が高まり、大阪の技術者たちによって1907年に創立されたのが、現在のダイハツにつながる「発動機製造株式会社」です。

このように、実は日本の自動車メーカーのなかでも最古の歴史を持っています。

発動機からやがて自動車製造へと移行したダイハツは、その後、1967年トヨタと提携し、1988年にはトヨタグループの一員になります。その間にも他社に多数のクルマをOEM提供を行い、2016年にはトヨタの完全子会社になりました。

また、それ以前から、スズキとともに日本の軽自動車市場の中心的存在で、2015~2016年にはスズキを抑え、軽自動車の販売台数で国内トップに立ち、国内の販売シェアも30%以上を記録しています。

今のダイハツは、トヨタの軽自動車部門として多数のラインナップを展開している状態です。

特徴

ダイハツは軽自動車専門というイメージが強いですが、実は普通車も一部で販売しています。

ただ、どうしても「ダイハツ=軽自動車」というイメージがあるため、知名度も低く、売れ行きもそれほどよくありません。ということで、やはりダイハツの特徴は軽自動車にこそよく発揮されていると見てよいでしょう。

実際、ダイハツの軽自動車はさまざまなニーズに応えられるように、幅広いラインナップを展開しています。

スーパーハイトワゴンとしてダイハツを代表するモデルとなったタントは、子どものいるファミリー層に軽自動車がメインとなることを十分に証明しましたし、2シーターのオープンカーというスポーツファンの要求に応えるコペンも、軽自動車の購買層を大きく広げました。

ほかにも、トールワゴンのムーヴ、ハッチバックのミラ、男性受けの良い大型軽自動車のウェイクなど、さまざまなニーズにマッチするように幅広く車種を展開しています。

クルマの作り自体は、トヨタの完全子会社だけあって、トヨタ車と同じく非常に上質です。走行性能と燃費性能のバランスがよく、万人受けするようなデザインで、老若男女幅広い層にアピールする力があると言えるでしょう。

かわいらしく個性的、なのにクセは強くないデザインで独身女性の人気を集めるモデルもあれば、走りを重視したアクティブ派の男性の要求に応えられるモデルもあります。

また、タントのように小さなお子さんのいるファミリー層を満足させるシリーズも展開しているように、ダイハツは日本の軽自動車界を牽引していると言っても過言ではないでしょう。

新技術の追求にも余念がなく、時代を先取りした技術で軽自動車の新しい潮流を作っている姿勢も評価されています。

トヨタの一ブランドとしてではあっても、ダイハツが今後とも日本の軽自動車を代表するメーカーであることに変わりはないのではないでしょうか。

ダイハツの燃費のいい車種

そんな軽自動車で名高いダイハツのラインナップのなかで、特に燃費性能に優れたモデルをいくつかピックアップしてみます。

ミライース

まず真っ先に挙げられるのが、ミライースです。

グレードによって燃費値は若干異なりますが、最も低燃費のグレードは35.2km/L(JC08モード)を記録しています。

しかも、車両価格もベースグレードなら80万円台とリーズナブルですから、使い勝手が良くてとにかく経済的なクルマが欲しいという方にはぴったりの一台ではないでしょうか。

ムーヴ

ダイハツを代表するトールワゴンのムーヴも燃費がいいです。

現行の6代目モデルは2014年の発売ですから、そろそろフルモデルチェンジが期待されるところですが、その分、お得に買える可能性があります。

27.4~31.0km/L(JC08モード)となかなかの低燃費ですからおすすめです。

タント

もう一台、ダイハツで燃費性能が優れているモデルを挙げるなら、やはりメーカーを代表するタントでしょう。

タントは2003年に初代モデルが登場しましたが、当初からファミリー層にアピールして非常によく売れました。その後も順調に売れ続け、2014年には新車販売台数のナンバーワンになったほどです。

2019年発売の現行モデルの燃費は、カタログによると、2WD車が24.8~27.2㎞/L、4WD車が23.88~25.4㎞/Lとなっています(JC08モード)。

「ダイハツ」車種一覧