ドイツの自動車メーカーであるアウディは、外国車であることもあって高級車というイメージを持っている人がたくさんいます。
しかしアウディ自体は高級車のみを扱っているわけではありません。外国車＝高級というイメージを持ってしまっているため、こう考えてしまっている人は多いのです。
それでは実際にアウディとはどういうブランドで、どんな特徴があるのかを見ていきましょう。
アウディの車が気になっているけど自分には手が出せそうに無いと思っている人は、一度しっかりとアウディについて知っておきましょう。
アウディはどんなブランドなのか
アウディと言えば4つの輪が繋がったロゴですが、これは4つの会社が合併して設立されたという意味があります。アウディ、DKW、ホルヒ、ヴァンダラーの4社です。1932年にこの4社が合併して現在のアウディになりました。
アウディで販売されている車の中には1,000万円を超えるものもあり、これが高級ブランドのイメージに繋がっています。しかしアウディで販売している車が、すべてこのような価格ではありません。実際には300万円くらいから手に入れられる車も販売しているのです。
もちろん自動車メーカーとして考えれば高級ブランドの枠に入るのは間違いありませんが、だからといって手頃な価格で買える車を販売していないとは限らないのです。
アウディでは「技術による先進」というスローガンを掲げています。その言葉の通り、様々な先進技術を取り入れて自動車造りをしています。以前はWRCなどのラリーに出場して高い成績を出し、そこで培った技術を市販車に投入してきました。単純に質の良い車を開発・販売するだけではなく、新しい技術を取り入れて自動車業界を牽引する役割もアウディは果たしてきたのです。
そんなアウディも近年は、都会的なデザインのスポーツカーに力を入れています。ドイツではデザイン面で様々な賞を受賞しており、その実績は折り紙付きです。
アウディの車は過去にヤナセが販売していたのですが、後にフォルクスワーゲンの日本法人が輸入元になります。しかしフォルクスワーゲンとアウディの併売は上手くいかず、1998年にアウディジャパンが設立されて、以後日本ではアウディ車を販売していきます。
そこからはしっかりとしたブランドイメージを確立できるように様々な戦略が打ち出され、現在のブランドイメージができあがったのです。高級ブランドのイメージがあるアウディですが、そこに至るまでは様々な苦労がありました。その上で現在のポジションを確立できているのですから、車は売り方を変えるだけでここまで影響を受けるのかと驚かされます。
アウディ車の特徴
アウディ車の特徴として、シングルフレームのグリルがあります。フロント部分で自己主張しているグリル部分を見るだけでも、アウディ車だと分かるほどです。
もうひとつアウディ車の大きな特徴となっているのが、クワトロシステムです。シンプルに言ってしまえば四駆のことなのですが、アウディが世界で初めて導入したフルタイム四駆システムがクワトロシステムになります。
四輪駆動で走る中で、走行中の路面状況や車体の傾きをシステムが感知し、それぞれのタイヤへのトルク配分を瞬時に変更します。クワトロシステムが登場するまでの四駆と言えばすべてのタイヤへ均等化されたトルクで悪路を走ることが前提だったのですが、クワトロシステムによってオフロードだけで無くオンロードでも四駆の特性を最大限に発揮できるようになりました。
アウディの車と言えばデザインの良さが真っ先にあげられますが、このように走行面でも様々な先進的技術が投入されており、そこに憧れる人は多いのです。
アウディ車の中でも燃費のいい車種は
ドイツ車であるアウディですが、良い車であることは分かっていても燃費がどうなのかは気になるところです。海外車と言うこともあって燃費が悪いのではないかと心配している人もたくさんいます。
確かにしっかりとしたボディで大きな車体の車がアウディには多くあるので、国産車と比べて燃費問題は気になるかもしれませんが、アウディにも燃費のいい車種はたくさんあります。
アウディの中でも最もコンパクトなA1は、燃費性能が21.1〜22.9km/Lです。
スポーツタイプですがコンパクトなA4スポーツバックは19.5km/Lとなっています。A3モデルも実燃費が18.5km/Lとなっており、アウディ車と言っても燃費が悪いとは限らないのです。
アウディが販売する燃費のいい車種は、価格もリーズナブルなものが多いです。確かに国産の安く買える車に比べたら高いと思えるかもしれませんが、こんな価格でアウディの車が買えるのかと驚くようなものもあります。
アウディの車が気になっているけど手が出ないと思っている人は、ここで紹介した情報を元にアウディの車についてさらに調べてみてください。そのイメージが思い込みだったことに気づけます。
もちろん本当に値段の高い高級車もあるので、色々とチェックしてみましょう。
