ドイツの自動車メーカーであるBMWは高級車でありながらも街中でよく見かけるくらい人気のブランドです。
その人気はとどまるところを知らず、自動車ファンだけでなく一般ユーザーからも高い支持を得ています。
そんなBMWはいったいどんなブランドなのかについて迫っていきます。
BMW自体は知っているけどよく知らないという人や、BMW車にはどんな特徴があるのかを知りたい人はぜひ参考にしてください。改めてチェックすることで、BMWの新しい魅力が見つかることでしょう。
BMWはどんなブランドなのか
BMWは長い歴史を持つメーカーで、日本では自動車メーカーとして知られていますが、バイクやエンジンメーカーとしての一面も持っています。
もともとBMWは1916年に設立された航空機エンジンメーカーですが、その時はBFWという名前でした。その翌年には改名してBMWとなっており、その時に生まれたロゴは現在も使用されています。
その後、第一次世界戦でドイツが敗北し、航空機エンジンが製造禁止になったことでモーターサイクルメーカーへと転向します。そこで手応えを感じて自動車メーカーへと変わっていきます。
日本でBMW車が取り扱われるようになったのは1967年のことで、1981年にはBMW子会社が直接輸入販売する体制が作られます。
長い歴史を持つBMWは、これまでに数多くの名車を生み出してきました。そして日本では高級車ブランドとして知られており、多少高くても良いからBMW車を買いたいと考えている人はたくさんいます。
それだけ多くの人を引きつける魅力はステータスになるからという理由もありますが、単純にBMWが作る車は品質が良く優れていることも理由です。
確かに高級車とされている外国車なら、それだけで一度は乗ってみたいと思えます。しかしそれだけでここまで売れることはなく、多くのユーザーを引きつける良さがあるのです。
BMW車の特徴
BMW車を見てみると、あることに気づきます。それはフロントデザインが一貫していることです。
車のデザインは時代の流れとともに変わる傾向にあり、売れ行きが悪いと大幅なデザイン変更が行われることもあります。それに対してBMW車は、どの車もフロント部分がキドニーグリルと呼ばれているデザインを貫いているのです。
80年以上も使われ続けているこのデザインですが、現在も多くのユーザーを引きつけるポイントになっています。このグリル部分こそBMWの代名詞とも言えるものなので、BMWのブランドが好きな人にとってはこのフロントデザインだからこそ欲しいと思える魅力があるのです。
一目で分かるデザインですが、これだけ長く続けてきたからこそ浸透したわけです。
もうひとつBMWの特徴として、走り心地の良さがあります。
車に求められる要素は色々ありますが、やはり運転して走るものなのですから走り心地の良さは重要です。ゲストを乗せる車なら走り心地よりも後部座席の乗り心地が重要かもしれませんが、自分で運転する人にとってBMWはとても魅力的な車になっています。
この走り心地にすっかり魅せられてしまい、BMW以外の車は買わない人もいるくらいなのです。
BMWでは、その車のタイプによって7つのシリーズに分けて販売されています。基本的には数字が大きなものほどグレードが高くなっていると考えてください。1シリーズはエントリーモデルで、6シリーズはクーペ専用で7シリーズはセダン専用の高級グレードとなっています。
もちろん最初から7つのシリーズに分かれていたわけではなく、2と4と6のシリーズは既存シリーズからの分家として独立したものです。
価格で選ぶのも良いですし、自分にとって一番乗り心地の良い車を探すのも良いでしょう。
BMW車の中でも燃費のいい車種は
BMWをはじめとした外国車の場合、燃費のいい車種はどれなのかがとても気になる問題です。
本当に燃費を求めるなら国産車の方が良いのですが、好きなブランドの中でどの車種が燃費面で優れているのかで考えて、趣味と実用性のバランスを取る人も多いのです。
実際にBMWで燃費のいい車種をあげるとするなら、基本的に数字の若いシリーズがメインになります。
エントリーモデルとされている1シリーズではJC08モードで22.9km/Lとなっています。続いて2シリーズでも22.2km/Lとなるため、コンパクトタイプの車は強いです。
基本的に3シリーズまでなら燃費面でも優れたいい車種はたくさんあると考えてください。
これが5シリーズ以上になってくると、車体が大きく重たくなるので燃費は悪くなります。ただしこのシリーズになってくると燃費以外の要素を求める人がメインでしょう。
例外的なものになりますが、BMWi3はJC08モードで27.4km/Lという破格の数字を出していますが、こちらは電気自動車になります。
数字だけを見ると興味が出てくるかもしれませんが、BMWi自体は本家のサブブランドになっているので注意してください。